筧美和子が起用されたシースリーは今どうなった?2019年CMと破産・返金問題を徹底解説
「筧美和子さんがイメージキャラクターを務めていたシースリーは、今どうなっているの?」と気になっている人もいるのではないでしょうか。全身脱毛サロンのシースリー(C3)は、2019年に筧美和子さんをイメージキャラクターに起用し、「かがやけ、毎日」をキャッチコピーに広告展開していました。しかし、運営会社の株式会社ビューティースリーは2023年9月25日に破産手続開始決定を受け、約4万6,000人の債権者と約80億円の負債を抱える大型倒産となりました。
2026年10月現在、注目すべきなのは、サロンの営業終了だけではありません。永久メンテナンス保証を掲げた契約の行方、一部会員への施術引き継ぎ、返金をめぐる問題、そして信販会社を相手取った集団的被害回復訴訟も重要な論点です。2019年の広告起用から経営破綻後の対応まで、公開された企業発表、信用調査会社の報告、消費者庁の訴訟情報などをもとに整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2019年の起用:シースリーは2019年5月18日、筧美和子さんをイメージキャラクターに起用。「かがやけ、毎日」を新キャッチコピーに掲げた。
- 運営会社の破産:2023年9月25日、株式会社ビューティースリーが破産手続開始決定を受けた。負債は約80億円、債権者は約4万6,000人と報じられている。
- 2026年の現状:一部の施術引き継ぎと返金対応は別問題。ライフティを相手取った被害回復訴訟は最高裁への上告・上告受理申立てが行われ、係争中となっている。
【2019年】筧美和子がシースリーの広告に起用された理由とは?
筧美和子さんがシースリーのイメージキャラクターに就任したのは、2019年5月18日です。株式会社ビューティースリーが同日付で発表したプレスリリースには、起用理由と当時のブランド戦略が記されています。
同社が評価していたのは、筧さんのモデル・女優・バラエティー番組での活動に加え、安心感や誠実さを感じさせる自然体のキャラクターでした。女性の日常を応援するブランドイメージと合致したことが、起用の理由として説明されています。
新しいキャッチコピーは「かがやけ、毎日」。単に脱毛サービスを宣伝するのではなく、素肌の美しさを通じて毎日を前向きに過ごしてほしいというメッセージを打ち出しました。
当時の企業発表では、筧さんは全身脱毛によって多くの人の毎日が輝かしいものになればよい、という趣旨のコメントを寄せています。また、2019年5月18日に幕張メッセで開催された「Rakuten GirlsAward 2019 SPRING/SUMMER」では、シースリーのステージに登場。ブランドの新イメージキャラクターとして紹介されました。
シースリーのCM・広告で訴求していたもの
シースリーは当時、テレビCMやウェブ広告、公式サイトなどを通じて集客していました。帝国データバンクの倒産速報によると、同社は全国の主要都市へ出店を進め、2019年7月期には約22億円の年収入高を計上しています。
筧さんの起用は、ブランドの認知度を高め、全身脱毛を検討する女性に親しみやすさや安心感を訴求する広告戦略の一環でした。芸能人を起用した広告と、長期間通える脱毛サービスを組み合わせることで、顧客獲得を目指していたと読み取れます。
ただし、広告キャラクターへの起用と、企業の経営や財務への関与は別の話です。筧さんがビューティースリーの経営判断に関与していたことを示す資料は、起用発表や倒産関連の公表資料からは確認できません。サロンの経営破綻を、広告出演者の責任と結びつけるのは適切ではありません。
【時系列】シースリーの営業終了から2026年の訴訟まで
シースリーの経緯を理解するには、広告展開が行われていた2019年と、破産手続きが始まった2023年、その後の消費者対応を分けて考える必要があります。特に2026年は、信販会社への返金請求をめぐる訴訟が新たな局面を迎えています。
| 時期 | 出来事 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2019年5月18日 | 筧美和子さんを起用 | 「かがやけ、毎日」をキャッチコピーにイメージキャラクターへ起用。 |
| 2019年7月期 | 事業拡大 | 帝国データバンクによると、年収入高は約22億円。 |
| 2023年8月 | 一部店舗の譲渡 | 東京商工リサーチなどの報告によると、破産前に一部店舗を別会社へ譲渡。 |
| 2023年9月25日 | 破産手続開始決定 | 東京地方裁判所がビューティースリーの破産手続開始を決定。負債は約80億円、債権者は約4万6,000人。 |
| 2023年9月〜11月 | 一部施術の引き継ぎ | FAVORIX BEAUTY株式会社が、一部会員への無償施術に関する案内を公表。解約・返金業務は対象外。 |
| 2024年1月30日 | 信販会社への返還請求訴訟 | 埼玉消費者被害をなくす会が、ライフティに対する訴訟を提起。 |
| 2025年4月4日 | 法人登記情報の閉鎖 | 経済産業省の法人情報データベース「gBizINFO」では、登記記録の閉鎖等の年月日として掲載。 |
| 2025年12月26日 | 一審判決 | さいたま地方裁判所が判決。消費者団体は2026年1月7日に控訴。 |
| 2026年6月17日〜30日 | 控訴審判決と最高裁への申立て | 東京高裁は控訴を棄却。消費者団体は6月30日に上告・上告受理申立てを行った。 |
破産手続開始決定については、帝国データバンクと東京商工リサーチの倒産情報が公表しています。2023年9月29日以降には、破産管財人や関係する信販会社などから会員向けの案内も出されました。
ここで注意したいのは、一部店舗の施術が引き継がれたことと、シースリーの契約がそのまま全面的に継続したことは同じではないという点です。また、法人登記情報の閉鎖と、信販会社を相手取った訴訟の終結も別の事柄です。2026年10月時点で、消費者庁のCOCoLiS(消費者団体訴訟制度)ポータルサイトは、ライフティに関する被害回復訴訟を係争中として掲載しています。
【倒産理由】なぜシースリーは約80億円の負債を抱えたのか
シースリーの経営破綻について、帝国データバンクは、広告宣伝費の増加、店舗拡大に伴う固定費の膨張、通い放題プランによる顧客構成の変化、新型コロナウイルス感染拡大の影響などを挙げています。
1. 店舗拡大と広告宣伝費が経営を圧迫
ビューティースリーは2007年8月に設立され、女性専用脱毛サロン「シースリー」を全国に展開しました。2019年には筧美和子さんを起用するなど、広告を活用したブランド展開を進めていました。
しかし、店舗数が増えれば、家賃や人件費、設備投資などの固定費も増えます。帝国データバンクによると、同社は積極的な出店に加え、本店移転や研修センターの拡充にも資金を投じていました。売上高が一定規模に達していても、投資に見合う利益や現金を確保できなければ、資金繰りは悪化します。
2. 永久メンテナンス保証と通い放題プランの構造
2019年の企業発表では、シースリーは「生涯脱毛メンテナンス保証」を特徴として紹介されていました。契約者が長期間にわたって施術を受けられる仕組みは、顧客にとって魅力的なサービスでした。
一方、通い放題プランでは、契約時に受け取る料金と、将来にわたって発生する施術コストのバランスが経営上の課題になります。新規契約が継続的に増えれば運営を支える収入を確保しやすくなりますが、新規顧客が減る一方で既存会員への施術が長く続けば、将来のサービス提供に必要な費用が重くなります。
帝国データバンクは、既存顧客が増える一方で新規顧客の獲得が遅れたことや、競争激化による経営環境の悪化を指摘しています。さらに、新型コロナウイルス感染拡大に伴う全店舗休業も事業環境を悪化させました。
こうした要因が重なり、同社は債務超過に陥り、資金繰りが厳しい状況になったと報告されています。ただし、倒産の背景を特定の一つの要因だけで説明することはできません。広告費や店舗投資、長期契約の収益構造、外部環境の悪化が複合的に影響したとみるのが、信用調査会社の報告に沿った理解です。
【料金・評判】全身脱毛の通い放題と永久メンテナンス保証の注意点
シースリーの全身脱毛を検討していた人にとって、料金や施術の評判は重要な判断材料でした。しかし、現在の状況を考えるうえでは、契約時に提示された価格やサービス内容と、実際に将来の施術を受けられるかどうかを区別する必要があります。
料金は契約時期とプランによって異なる
シースリーでは、回数無制限の通い放題プランなどが提供されていました。消費者法に関する資料では、ビューティースリーの契約について、1年間に4回の有料施術を受け、その後は期間無制限で無償施術を受けるタイプのコースが取り上げられています。
ただし、契約時期やプランによって料金・条件は異なります。特定の金額をすべての契約者に共通する料金として扱うことはできません。2026年現在、ビューティースリーの旧契約については、当時の契約書、申込書、支払明細などで個別の条件を確認することが重要です。
「顧客満足度No.1」の広告と利用者の評価は別
2019年のプレスリリースで、シースリーは全身脱毛の顧客満足度やコストパフォーマンス、予約の取りやすさなどを訴求していました。一方、東京商工リサーチなどの倒産関連情報では、店舗展開に伴う負担や、予約の取りにくさを改善するための設備導入なども記録されています。
この二つは必ずしも矛盾しません。広告上の満足度は、特定の調査対象や調査条件に基づく評価です。予約の取りやすさや施術への満足度は、利用した店舗、時期、契約内容などによっても変わります。
また、利用者の口コミを読む際は、施術の効果、スタッフの対応、予約の取りやすさ、契約後のサポートを分けて考える必要があります。倒産後の返金問題に関する評価と、営業していた時期の施術体験も、同じ尺度で単純に比較することはできません。
永久メンテナンス保証は会社の存続を保証するものではない
「永久」「生涯」「回数無制限」といった表現は、契約者に長期間のサービス利用を期待させるものです。しかし、サービス提供者が破産し、事業を継続できなくなれば、契約上の保証が予定どおり実現しない事態が起こり得ます。
これは、シースリーだけに限った問題ではありません。長期間にわたる美容サービスでは、契約内容だけでなく、前払いした代金を保全する仕組みの有無や、事業者がサービスを提供できなくなった場合の対応も確認する必要があります。消費者庁も、高額な前払いを伴う継続的サービスについて、前受金保全措置の有無などを確認するよう注意喚起しています。
【返金・契約者対応】一部施術の引き継ぎと返金問題はどう違う?
シースリーの破産後、会員にとって大きな問題となったのが、残っている施術を受けられるか、支払い済みの料金が返ってくるか、分割払いを続ける必要があるかという点です。この三つは、制度上も実務上も別々に考える必要があります。
FAVORIX BEAUTYが引き継いだのは一部の施術
FAVORIX BEAUTY株式会社は、2023年9月29日付で会員向けの案内を公表し、倒産したビューティースリーの会員に対して一部無償で施術を行うと説明しました。案内は同年10月16日と11月7日に修正されています。
この案内には、予約方法や問い合わせ時に必要な情報が記載される一方、北海道の一部地域では対応できないこと、解約や返金に関する問い合わせには対応できないことも明記されていました。
つまり、施術の引き継ぎは、旧契約の全サービスをそのまま保証したり、未消化分の料金を返金したりする仕組みではありませんでした。また、この案内は2023年当時のものです。2026年現在も同じ条件で受付が続いていると判断するには、最新の案内を別途確認する必要があります。
返金は支払い方法によって相談先が異なる
現金で前払いしていた場合、事業者が破産すると、会社の財産は破産管財人の管理下に置かれます。国民生活センターの消費者トラブルFAQでは、破産した事業者と通常の解約交渉を続けるのではなく、破産管財人からの案内を確認し、問い合わせるよう説明しています。
ただし、破産手続きがあるからといって、支払った金額がそのまま返ってくるとは限りません。返金の可否や金額は、破産財団の状況や手続きなどによって左右されます。
クレジットカードの一括払いについては、国民生活センターはカード会社によって対応が異なるとして、早めにカード会社へ相談するよう案内しています。
信販会社を通じた分割払いの場合は、サービスが受けられなくなったことを理由に、一定の条件のもとで支払い停止の抗弁を主張できる場合があります。ただし、これは自動的に支払いが免除される制度ではなく、既に支払った金額の返還が必ず認められるという意味でもありません。個別の契約内容や施術の利用状況を踏まえた判断が必要です。
ライフティへの集団的被害回復訴訟は2026年も係争中
シースリーの破産をめぐっては、埼玉消費者被害をなくす会が、分割払いクレジットを提供したライフティ株式会社に対し、契約代金相当額の返還を求める共通義務確認訴訟を起こしています。提訴日は2024年1月30日です。
消費者庁のCOCoLiSに掲載された経過によると、さいたま地方裁判所は2025年12月26日に一審判決を出しました。消費者団体は2026年1月7日に控訴しましたが、東京高等裁判所は同年6月17日に控訴を棄却しました。
その後、埼玉消費者被害をなくす会は6月30日、最高裁判所に上告および上告受理の申立てを行っています。2026年10月時点で、この訴訟は係争中です。
この訴訟は、ライフティの分割払いクレジットを利用していた契約者に関係する集団的な被害回復の手続きです。シースリーの全契約者に一律の返金が決まったわけではなく、現金払いの契約者や別の決済手段を使った人まで、同じ結論が適用されると考えることはできません。
【2026年最新】シースリーと運営会社ビューティースリーの現在
2026年10月現在、確認できる重要な事実は、シースリーの旧運営会社が破産手続開始決定を受け、その後、法人情報上でも登記記録の閉鎖が掲載されていることです。経済産業省の法人情報データベース「gBizINFO」では、株式会社ビューティースリーの登記記録の閉鎖等の年月日が2025年4月4日とされています。
したがって、2019年に筧美和子さんが広告キャラクターを務めていた当時のシースリーと、現在の契約者救済や訴訟の問題は、分けて理解する必要があります。旧運営会社の営業終了後も、会員の未消化施術や返金、信販会社への支払いに関する問題は残っています。
一方、FAVORIX BEAUTYによる一部施術の引き継ぎについては、2023年当時の案内が存在しますが、2026年現在の受付状況や対象者、提供条件を一律に断定できる新しい情報は確認できません。利用を希望する場合は、当時の案内だけで判断せず、対象条件や現在の対応可否を確認することが必要です。
また、ライフティを相手取った訴訟が続いていることは、返金問題全体に関する司法判断がすべて確定したわけではないことを意味します。個々の契約者が取れる対応は、支払い方法、契約書面、施術回数、信販会社との契約内容によって異なります。
【プロの結論】シースリーの破産から学ぶ、契約者が確認すべきこと
シースリーの事例で重要なのは、知名度のある芸能人を起用した広告や、「永久」「無制限」といった魅力的な契約条件だけでは、長期間のサービス提供を保証できないという点です。
サロン選びでは、月々の支払額や総額だけでなく、契約期間、施術回数、追加費用、解約条件、前受金保全措置の有無を確認する必要があります。特に長期間の通い放題プランは、将来にわたってサービスを受けられることを前提に契約するため、事業者の経営状況や万一の際の対応も判断材料になります。
既にシースリーと契約していた人は、広告や口コミを見直すよりも、まず自分の契約書、支払い明細、施術履歴を整理することが先決です。現金払い、カード一括払い、信販会社の分割払いでは相談先や対応方法が異なるため、支払い方法に応じて確認する必要があります。
相談先としては、消費者ホットライン「188」があります。最寄りの消費生活センターにつながり、契約内容や支払い状況に応じた相談先を案内してもらえます。分割払いの請求が続いている場合は、自己判断で支払いを止めるのではなく、信販会社への連絡と消費生活センターへの相談を並行して進めることが重要です。
【筧美和子シースリー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:筧美和子さんがシースリーのイメージキャラクターになったのはいつですか?
A1:2019年5月18日です。株式会社ビューティースリーは、筧さんの自然体で安心感や誠実さを感じさせるキャラクターがブランドイメージに合っているとして起用を発表しました。キャッチコピーは「かがやけ、毎日」でした。
Q2:シースリーの運営会社は倒産したのですか?
A2:はい。運営会社の株式会社ビューティースリーは、2023年9月25日に東京地方裁判所から破産手続開始決定を受けました。帝国データバンクなどによると、負債は約80億円、債権者は約4万6,000人でした。
Q3:シースリーの未消化分は返金されますか?
A3:すべての契約者に一律の返金が決まっているわけではありません。支払い方法や契約条件によって対応が異なります。現金払いの場合は破産管財人に関する案内を確認し、カード払いの場合はカード会社、分割払いの場合は信販会社に相談してください。消費者ホットライン「188」でも相談できます。ライフティへの集団的被害回復訴訟は2026年10月時点で係争中です。
まとめ:筧美和子の広告起用とシースリーの破産問題は分けて考える
筧美和子さんは2019年、シースリーのイメージキャラクターに起用され、「かがやけ、毎日」というメッセージを通じてブランドを訴求しました。その後、運営会社の株式会社ビューティースリーは2023年9月に破産手続開始決定を受け、約80億円の負債と約4万6,000人の債権者を抱える大型倒産となりました。
破産後は一部会員への施術引き継ぎが案内されたものの、解約・返金の問題が一律に解決したわけではありません。2026年にはライフティへの被害回復訴訟が最高裁への申立てに進み、引き続き係争中です。
「筧美和子シースリー」という検索語の背景には、2019年の広告を懐かしむ関心だけでなく、サロンの現在や契約者への対応を知りたいという実務的な疑問もあります。広告の印象と企業の経営実態、施術の引き継ぎと返金、訴訟の進行状況をそれぞれ区別することが、事実を正しく理解するための出発点です。 (出典: 筧 美和子 シースリー(Yahoo!ニュース))