BTSのグラミー賞2022結果は?第64回の受賞の真相と歴代の軌跡を徹底解説
世界最高峰の音楽の祭典として名高いグラミー賞において、アジア発のボーイズグループとして前人未到の記録を打ち立ててきたBTS。2022年に開催された第64回グラミー賞授賞式は、彼らがメガヒット曲『Butter』を引っ提げて臨んだ舞台として、今なお音楽ファンの間で熱く語り継がれています。
音楽史に深く刻まれたラスベガスでの圧巻の単独パフォーマンスや、気になる受賞結果の全貌、そして初参加からの歩みを多角的な視点から総括します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 受賞結果:第64回グラミー賞でBTSは『Butter』で「最優秀ポップデュオ/グループパフォーマンス賞」にノミネートされたが、惜しくも受賞は逃した。
- 最大の見どころ:ラスベガスの授賞式会場で披露したスパイ映画仕立ての『Butter』単独ステージは、全米メディアや出席アーティストからスタンディングオベーションを受ける歴史的快挙となった。
- 歴代の軌跡:プレゼンターとしての初登壇(2019年)から、コラボステージ、単独ノミネート、そして3年連続ノミネートへと着実にステップアップを遂げた。
【公式結果】第64回グラミー賞におけるBTSの受賞結果と選考の背景
日本時間2022年4月4日、アメリカ・ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで開催された第64回グラミー賞授賞式。BTSは、米ビルボードのメインシングルチャート「HOT 100」で通算10回の1位を獲得した世界的アンセム『Butter』によって、主要カテゴリーの一つである「最優秀ポップデュオ/グループパフォーマンス賞(Best Pop Duo/Group Performance)」にノミネートされていました。
同部門には、トニー・ベネット&レディー・ガガ、コールドプレイ、ジャスティン・ビーバー&ベニー・ブランコなど強力な競合がひしめくなか、最終的に栄冠を手にしたのはDoja Cat featuring SZAの『Kiss Me More』でした。BTSの初受賞は惜しくも持ち越しとなったものの、2年連続での主要ポップ部門ノミネート自体がアジア系ポップアクトとして史上初の快挙であり、その存在感を改めて全世界へ知らしめました。
【世界を魅了】映画さながらの演出!ラスベガスを揺るがした『Butter』単独パフォーマンス
受賞結果以上に世界中のメディアと視聴者を熱狂させたのが、授賞式序盤に披露された『Butter』の単独パフォーマンスです。スパイ映画『007』や『ミッション:インポッシブル』を想起させる緻密な演出が施され、オープニングでは天井からワイヤーで降下するジョングク、客席のオリヴィア・ロドリゴの耳元に囁きかけるVのシチュエーション劇など、会場の空気を一瞬で掌握しました。
さらに、レーザー光線を潜り抜けるようなアクロバティックなフォーメーションや、ジャケットを脱ぎ捨ててギターのように操る圧巻のダンスブレイクを展開。手元を負傷していたジンも演出の一部として見事に世界観を完結させ、パフォーマンス終了直後にはグラミー賞の会場全体が総立ちとなり、惜しみないスタンディングオベーションが送られました。米ローリングストーン誌をはじめとする主要メディアも「グラミー賞史上最も記憶に残るステージの一つ」と絶賛しました。
【年表で振り返る】BTSとグラミー賞における挑戦と歴代ノミネート経緯
BTSがグラミー賞のステージに立つまでの道のりは、既存の西洋ポピュラー音楽界の壁を一段ずつ打破していく挑戦の連続でした。彼らがグラミー賞の歴史においてどのような足跡を残してきたのか、その経緯を以下の表にまとめました。
| 開催回・年 | 参加形態・対象楽曲 | 部門・トピック | 結果・歴史的意義 |
|---|---|---|---|
| 第61回(2019年) | プレゼンターとして初出席 | 最優秀R&Bアルバム賞のプレゼンターを担当 | 韓国人アーティストとして初めてグラミー賞の壇上に立つ |
| 第62回(2020年) | 『Old Town Road All-Stars』 | リル・ナズ・Xらとの合同コラボステージ | 韓国人歌手として史上初のグラミー賞パフォーマンスを披露 |
| 第63回(2021年) | 『Dynamite』 | 最優秀ポップデュオ/グループパフォーマンス賞 | 初ノミネート。韓国・ソウルの高層ビル屋上から単独ステージを中継 |
| 第64回(2022年) | 『Butter』 | 最優秀ポップデュオ/グループパフォーマンス賞 | 2年連続ノミネート。ラスベガスの現地本会場で初の現地単独ステージを完遂 |
| 第65回(2023年) | 『My Universe』 / 『Yet To Come』 | 最優秀ポップデュオ等、計2部門ノミネート | K-POPアーティスト史上初となる「3年連続ノミネート」を達成 |
2019年の初登壇時にリーダーのRMが語った「We will be back(必ずここに戻ってくる)」という言葉通り、彼らは客演、ノミネート、そして単独ステージへと着実に役割を進化させていきました。
【プロの分析】なぜ受賞を逃したのか?レコーディング・アカデミーの構造と音楽的文脈
ビルボードチャートをはじめとする商業的な数字やグローバルな影響力において群を抜いていたBTSが、なぜグラミー賞の栄冠に届かなかったのか。そこには主催団体であるザ・レコーディング・アカデミー(The Recording Academy)の構造的特徴と、選考基準の特殊性が深く関係しています。
グラミー賞は、ファン投票によって決定されるアメリカン・ミュージック・アワード(AMA)や、ストリーミング・売上データを厳格に反映するビルボード・ミュージック・アワード(BMA)とは異なり、アカデミー会員(音楽制作者、作曲家、エンジニア等の専門家)による直接投票で選ばれます。そのため、保守的な音楽観やアメリカ国内の伝統的な音楽文脈、さらには楽曲のプロデュースに関わったクレジットやボーカルの生々しい技術表現が重視される傾向があります。
2022年に受賞したDoja Cat featuring SZAの『Kiss Me More』は、R&Bやヒップホップ、ポップスを巧みに融合させた批評家筋からの極めて高い音楽的評価を得ていた作品でした。数字上の人気や熱狂的なファンダムの規模だけでなく、伝統的な業界人による芸術的選考基準が複雑に交錯した結果が、この接戦に反映されたといえます。
【客観的評価】グラミー賞という権威とK-POPが築いた新たな地平
グラミー賞におけるトロフィーの有無にかかわらず、BTSが世界のポップカルチャーに与えたパラダイムシフトは揺るぎない事実です。アジアの非英語圏にルーツを持つグループが、米国の中心的な授賞式でメインアクトとして扱われ、現地のトップスターたちを圧倒するパフォーマンスを披露したこと自体が、かつての音楽業界では考えられなかった出来事でした。
彼らの挑戦は、後続のK-POPアーティストやアジアのクリエイターたちが欧米のメインストリームへ進出するための道を切り拓きました。単なる「賞の獲得」という枠組みを超え、多様性とグローバル化を迫られるグラミー賞組織側にとっても、BTSの存在は音楽の境界線を再定義する大きな触媒となったのです。
【グラミー賞 bts 2022】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:第64回グラミー賞(2022年)でBTSがノミネートされた部門と受賞結果はどうでしたか?
A1:BTSは『Butter』で「最優秀ポップデュオ/グループパフォーマンス賞」にノミネートされました。受賞はDoja Cat featuring SZAの『Kiss Me More』となり、BTSの受賞は惜しくも逃す結果となりました。
Q2:2022年グラミー賞でのBTSのパフォーマンスはどこで見どころでしたか?
A2:ラスベガスの本会場で披露されたスパイ映画調の『Butter』です。客席のアーティストを巻き込んだ演技やレーザーアクション、ジャケットを活用したダンスブレイクなど、極めて完成度の高いステージでスタンディングオベーションを獲得しました。
Q3:BTSはその後もグラミー賞にノミネートされましたか?
A3:はい。翌年の2023年(第65回)においても、コールドプレイとのコラボ曲『My Universe』や『Yet To Come』でノミネートされ、K-POPアーティストとして史上初となる「3年連続ノミネート」の偉業を達成しました。
まとめ:歴史を塗り替えた挑戦の軌跡と次なるステージ
2022年の第64回グラミー賞は、BTSが積み重ねてきた実力とエンターテインメントの極致を世界に証明した歴史的な一夜でした。惜しくも受賞には至らなかったものの、本会場を熱狂の渦に巻き込んだ『Butter』のパフォーマンスは、記録以上に記憶に残る名場面として語り継がれています。
言語や国境、既存の権威の壁に挑み続け、常に最高峰のステージを更新してきた彼らの歩みは、グローバル音楽史における確かなマイルストーンとしてこれからも色あせることはありません。 (出典: グラミー賞 bts 2022(Yahoo!ニュース))