【2022年カタールW杯】日本代表はどんな26人で大会に臨んだ?
日本サッカー協会(JFA)は2022年11月1日、森保一監督が率いるSAMURAI BLUEのワールドカップ登録メンバー26人を発表しました。日本にとっては7大会連続7回目のワールドカップ出場。2018年ロシア大会を経験した選手に加え、海外クラブで成長した若手や、国内リーグで存在感を示してきた選手が選ばれました。
最終的な登録メンバーは、ゴールキーパー3人とフィールドプレーヤー23人。FIFAの公式登録資料によるポジション区分では、GK3人、DF8人、MF11人、FW4人という構成でした。
特に目を引くのは、26人中19人がワールドカップ初出場だったことです。長友佑都や川島永嗣ら国際大会を熟知するベテランがチームを支える一方、三笘薫、堂安律、久保建英ら新しい世代が攻撃の選択肢を広げる陣容でした。
FIFAの大会前の紹介記事では、当初発表された26人のうち20人が海外リーグ所属と紹介されています。その後の選手変更を経た最終登録では、国内クラブ所属が7人、海外クラブ所属が19人となりました。
【背番号・ポジション・所属クラブ】日本代表26人の最終メンバー一覧
ここでは、カタール大会に実際に登録された26人を背番号順にまとめます。所属クラブは大会当時のものです。現在の所属先とは異なる場合があるため、2022年の代表メンバーを確認する際は当時の所属先を基準にしてください。
ポジションはFIFAの公式登録資料に基づき、GK・DF・MF・FWに分類しています。実際の試合では複数の役割をこなす選手もおり、登録ポジションと戦術上の役割が必ずしも一致するわけではありません。
1番・川島永嗣
RCストラスブール/フランス
ベテランGK。豊富な国際経験を持ち、チームを後方から支えた。
12番・権田修一
清水エスパルス/日本
大会では正GKを務め、ドイツ戦などで重要なセーブを見せた。
23番・シュミット・ダニエル
シントトロイデンVV/ベルギー
高い身長とリーチを備えたGK。代表のゴールキーパー陣を構成した。
2番・山根視来
川崎フロンターレ/日本
サイドバック。攻撃参加と運動量が持ち味。
3番・谷口彰悟
川崎フロンターレ/日本
センターバック。対人守備とビルドアップを担う。
4番・板倉滉
ボルシア・メンヒェングラートバッハ/ドイツ
センターバックを中心に守備を支える選手。
5番・長友佑都
FC東京/日本
左サイドを主戦場とするベテラン。4大会連続のワールドカップ出場。
16番・冨安健洋
アーセナル/イングランド
センターバックとサイドバックをこなす守備の要。
19番・酒井宏樹
浦和レッズ/日本
右サイドバックを担う経験豊富な選手。
22番・吉田麻也
シャルケ04/ドイツ
キャプテンとして最終ラインを統率したセンターバック。
26番・伊藤洋輝
VfBシュツットガルト/ドイツ
左利きのディフェンダー。センターバックや左サイドでプレーできる。
6番・遠藤航
VfBシュツットガルト/ドイツ
中盤の守備とボール奪取を担うボランチ。
7番・柴崎岳
CDレガネス/スペイン
パスワークとゲームメークに強みを持つMF。
8番・堂安律
SCフライブルク/ドイツ
左右のサイドでプレーでき、ドイツ戦とスペイン戦で得点を記録。
9番・三笘薫
ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン/イングランド
ドリブル突破が持ち味のアタッカー。スペイン戦の決勝点をアシストしたプレーでも知られる。
10番・南野拓実
ASモナコ/フランス
前線と中盤をつなぐ攻撃的な選手。背番号10を着用。
11番・久保建英
レアル・ソシエダ/スペイン
高い技術と創造性を備えた攻撃的MF。
13番・守田英正
スポルティングCP/ポルトガル
中盤の守備と攻撃の組み立てを支えるボランチ。
14番・伊東純也
スタッド・ランス/フランス
スピードを生かしたサイド攻撃が武器。
15番・鎌田大地
アイントラハト・フランクフルト/ドイツ
攻撃的MFとしてチャンスメークを担う。
17番・田中碧
フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ
中盤で攻守に関わり、スペイン戦で決勝ゴールを記録。
24番・相馬勇紀
名古屋グランパス/日本
サイドでの突破やクロスに特徴を持つアタッカー。
18番・浅野拓磨
VfLボーフム/ドイツ
裏への抜け出しとスピードが武器。ドイツ戦で決勝ゴールを決めた。
20番・町野修斗
湘南ベルマーレ/日本
中山雄太の負傷離脱に伴って追加招集されたFW。
21番・上田綺世
セルクル・ブルージュ/ベルギー
ゴール前での決定力が期待されたストライカー。
25番・前田大然
セルティック/スコットランド
前線からの激しいプレスと運動量が持ち味。クロアチア戦でも得点した。
以上が最終登録された26人です。背番号と所属クラブはJFAの大会公式メンバー資料、登録ポジションはFIFAの公式登録リストを基準にしています。
【2022年ワールドカップ代表選考】中山雄太の離脱と町野修斗の追加招集
2022年大会のメンバー選考を振り返るうえで、忘れてはならないのが大会直前の選手変更です。
森保一監督は11月1日に26人を発表しました。当初は中山雄太が背番号20で選出されていましたが、11月8日、負傷による不参加が正式に発表されました。代わって湘南ベルマーレ所属の町野修斗が招集され、背番号20を引き継いでいます。
この変更によって、最終登録メンバーは当初の発表人数と同じ26人を維持しました。つまり、初回発表の26人と大会に出場した最終登録26人は、完全に同じ顔ぶれではありません。
この点は、インターネット上で公開されている過去のメンバー一覧を比較する際にも注意したい部分です。11月1日時点の一覧には中山雄太が掲載されていることがありますが、実際のカタール大会の登録メンバーには町野修斗が入っています。JFAの11月8日付発表にも、変更理由と新しい背番号が記録されています。
2022年11月1日:26人を発表
森保監督がカタール大会に臨む代表メンバーを公表。
2022年11月3日:背番号を発表
南野拓実が10番、三笘薫が9番、久保建英が11番に決定。
2022年11月8日:選手変更
負傷した中山雄太に代わり町野修斗を招集。背番号は20番。
2022年11月20日:大会開幕
日本代表はグループEでドイツ、コスタリカ、スペインと対戦。
もう一つ注目したいのが、経験と世代交代のバランスです。JFAの大会前の紹介によると、26人中19人がワールドカップ初出場でした。代表経験の長い選手だけに依存するのではなく、海外リーグで経験を積んだ選手を中心に、新しい世代を組み込んだ編成だったことが分かります。
【日本代表グループEの戦い】ドイツ・コスタリカ・スペイン戦の結果
日本代表が入ったグループEは、ドイツ、スペインというワールドカップ優勝経験国を含む厳しい組み合わせでした。大会前にはグループ突破の難しさも指摘されていましたが、日本は強豪2か国を破る結果を残します。
第1戦|2022年11月23日
ドイツ代表 vs 日本代表
得点:堂安律(75分)、浅野拓磨(83分)
第2戦|2022年11月27日
日本代表 vs コスタリカ代表
日本は得点できず、グループステージ初黒星。
第3戦|2022年12月1日
日本代表 vs スペイン代表
得点:堂安律(48分)、田中碧(51分)
出典はJFAの大会公式試合記録です。
日本対ドイツ戦:堂安律と浅野拓磨の逆転劇
初戦のドイツ戦は、日本代表にとって大会の流れを決定づける一戦でした。
前半33分にイルカイ・ギュンドアンのゴールで先制された日本は、ドイツのボール支配に苦しみます。しかし後半に入ると攻撃の圧力を強め、75分に途中出場の堂安律が同点ゴールを記録。さらに83分には浅野拓磨が相手守備陣の背後を突き、逆転ゴールを決めました。
この試合で重要だったのは、先発メンバーだけでなく交代選手が結果を残したことです。堂安と浅野はいずれも途中出場から得点しており、26人の招集メンバーに複数の攻撃パターンを用意した森保ジャパンの選手層が表れた試合でした。
日本対コスタリカ戦:勝ち点を逃した第2戦
ドイツに勝利した日本は、11月27日のコスタリカ戦で決勝トーナメント進出を大きく引き寄せるチャンスを迎えました。
しかし、試合は日本の攻撃がなかなかゴールにつながらず、終盤に失点。最終的に0-1で敗れました。ドイツ戦の勢いをそのまま持ち込めなかったことは、グループ突破を目指すチームにとって大きな課題となりました。
この敗戦によって、日本はスペインとの最終戦で厳しい状況に立たされました。勝ち点を確保しなければ敗退の可能性もあるため、強豪相手に結果を出す必要がありました。
日本対スペイン戦:再び起こした歴史的な逆転
12月1日のスペイン戦は、日本にとってグループステージ最後の試合でした。前半11分にアルバロ・モラタのゴールで先制され、試合の主導権もスペインに握られる展開となります。
しかし後半48分、堂安律が同点ゴールを決めると、そのわずか3分後に田中碧が逆転ゴールを記録しました。この得点につながったのは三笘薫の左サイドからの折り返しです。ゴールライン際のボールを残したプレーも大きな注目を集めました。
日本はその後もスペインの攻撃をしのぎ、2-1で勝利。ドイツ戦に続き、ワールドカップ優勝経験国を相手に逆転勝利を収めました。2勝1敗、勝ち点6でグループEを首位通過し、2大会連続の決勝トーナメント進出を決めています。
スペインとドイツはともに勝ち点4でしたが、日本は勝ち点6を獲得して首位に立ちました。得点は4、失点は3、得失点差はプラス1です。
【日本代表決勝トーナメント進出】クロアチア戦とベスト8への壁
グループEを首位で突破した日本代表は、12月5日のラウンド16でクロアチア代表と対戦しました。クロアチアは2018年ロシア大会の準優勝国であり、日本にとって再び大きな壁となる相手でした。
試合は43分、前田大然のゴールで日本が先制します。しかし55分にイバン・ペリシッチに同点ゴールを許し、その後は延長戦に突入。延長120分でも決着がつかず、勝敗はPK戦に委ねられました。
PK戦では日本が1-3で敗れ、ベスト8進出を逃しました。試合そのものは1-1の引き分けでしたが、PK戦でクロアチアが勝利し、日本の大会はラウンド16で終了しました。
グループE順位
グループ勝ち点
グループ戦績
最終成績
ラウンド16:クロアチア戦
日本代表はこの大会で、2018年ロシア大会に続く2大会連続のベスト16を達成しました。ベスト8には届かなかったものの、ドイツとスペインを破ってグループ首位に立ったことは、カタール大会を象徴する成果です。
なお、「決勝トーナメント進出」という表現は、グループステージを突破してラウンド16に進んだことを意味します。ベスト8進出や準々決勝進出とは異なるため、最終成績を確認する際には区別が必要です。
【プロの結論】森保ジャパン26人の顔ぶれから読み解く強さと課題
2022年の日本代表メンバーを振り返ると、単に有名選手を集めたチームではなく、試合展開に応じて異なる戦い方を選択できる編成だったことが分かります。
その特徴は、大きく3つあります。
1. 海外クラブ所属選手を中心にした国際経験
最終登録メンバーでは19人が海外クラブに所属していました。ドイツ、イングランド、スペイン、フランス、ポルトガルなど、欧州の異なるリーグでプレーする選手が集まっていたことは、国際大会での対応力を考えるうえで重要なポイントです。
一方で、権田修一、長友佑都、谷口彰悟、山根視来、酒井宏樹、相馬勇紀、町野修斗という国内クラブ所属選手も選出されました。国内組と海外組を組み合わせた編成が、代表の選手層を支えていました。
2. 途中出場の選手が試合を変える攻撃力
ドイツ戦では堂安律と浅野拓磨が途中出場から得点しました。これは、スターティングメンバーだけで勝負を決めるのではなく、試合途中に投入する選手にも明確な役割を持たせていたことを示しています。
また、スペイン戦では三笘薫、堂安律、田中碧らが得点に直結する仕事を果たしました。相手の守備配置や試合の流れに応じて、異なるタイプのアタッカーを投入できることが森保ジャパンの武器でした。
3. 登録ポジション以上の柔軟性
FIFAの登録上はMFに分類されている三笘薫や堂安律も、実際にはウイングとして前線でプレーします。また、冨安健洋や伊藤洋輝のように複数の守備位置をこなせる選手もいました。
JFAのスペイン戦レポートでは、日本が大会で初めて先発から3バックを採用したことも紹介されています。固定したフォーメーションにこだわらず、相手の特徴に応じて守備と攻撃の形を変える柔軟性が、強豪国を破る要因の一つとなりました。
一方、コスタリカ戦のように、相手が守備を固めた際に得点を奪えない試合もありました。強豪相手にカウンターや交代選手の活躍で勝利できても、異なる試合展開への対応には課題が残ったのです。
2026年に2022年大会のメンバーを調べる場合、重要なのは「当時の登録情報」「大会での実際の起用」「大会終了時の成績」を分けて理解することです。現在の所属クラブや代表での立場を過去の一覧に混ぜず、2022年11~12月時点の記録を基準にすることで、正確な歴史的評価ができます。
【2022年ワールドカップ日本代表メンバー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2022年カタールワールドカップの日本代表は何人でしたか?
A1:最終登録メンバーは26人です。GKが3人、フィールドプレーヤーが23人で、FIFAの登録区分ではDF8人、MF11人、FW4人でした。
Q2:2022年日本代表の背番号20番は誰でしたか?
A2:最終登録では町野修斗です。当初は中山雄太が20番で選出されていましたが、2022年11月8日に負傷による不参加が発表され、町野修斗が追加招集されました。
Q3:日本代表は2022年ワールドカップで決勝トーナメントに進出しましたか?
A3:進出しました。ドイツとスペインに勝利し、グループEを勝ち点6の首位で突破しています。ラウンド16ではクロアチアと1-1で引き分け、PK戦で1-3と敗れたため、最終成績はベスト16でした。
Q4:2022年日本代表の10番と9番は誰でしたか?
A4:10番は南野拓実、9番は三笘薫でした。久保建英は11番、堂安律は8番を着用していました。
Q5:2022年日本代表にはワールドカップ初出場の選手が何人いましたか?
A5:JFAの大会前の発表によると、26人中19人がワールドカップ初出場でした。ベテランと新世代の選手を組み合わせたメンバー構成でした。
まとめ:2022年日本代表26人は歴史的なグループ首位突破を実現
2022年カタールワールドカップの日本代表は、森保一監督のもと、最終的に26人で大会に臨みました。川島永嗣や吉田麻也ら経験豊富な選手に加え、三笘薫、堂安律、久保建英、田中碧ら新しい世代がチームを支えました。
大会ではドイツに2-1、スペインに2-1で勝利。コスタリカには0-1で敗れたものの、2勝1敗の勝ち点6でグループEを首位通過しました。ラウンド16ではクロアチアにPK戦で敗れ、ベスト8には届きませんでしたが、世界の強豪を相手に日本の実力を示した大会となりました。
メンバーを調べる際に押さえておきたいのは、次の3点です。
- 最終登録メンバーは26人:中山雄太に代わって町野修斗が招集された。
- 背番号と所属クラブ:2022年大会当時の情報を基準に確認する。
- 大会成績:グループEを1位で突破し、最終的にはベスト16で大会を終えた。
2022年の日本代表を振り返ることは、現在の日本サッカーがどのような選手層と戦術的な強みを築いてきたのかを理解する手がかりにもなります。26人それぞれの役割と大会での活躍を知ることで、カタール大会の逆転劇をより深く振り返ることができます。
主な公式記録:日本サッカー協会(JFA)「FIFAワールドカップカタール2022 招集メンバー・試合結果」、国際サッカー連盟(FIFA)「FIFA World Cup Qatar 2022 Squad Lists」。 (出典: 2022 ワールドカップ 日本代表メンバー(Yahoo!ニュース))