桐生祥秀の現在は?9秒98の快挙、五輪銀メダルと家族・2026年の挑戦を徹底解説
日本陸上界に歴史を刻んだスプリンター、桐生祥秀(きりゅう・よしひで)。滋賀県彦根市で育ち、2017年には男子100mで日本人初の公認9秒台となる9秒98を記録した。2016年リオデジャネイロ五輪の男子4×100mリレー銀メダル獲得にも貢献し、日本短距離界を代表する選手として国内外で実績を積み重ねてきた。
2026年10月現在、桐生は日本生命に所属する現役スプリンターとして競技を続けている。2025年には100mで5年ぶりに日本選手権を制し、2026年の愛知・名古屋アジア大会にもリレー代表として出場した。一方、プライベートでは2020年の結婚、2021年の長男誕生を公表している。競技人生の転換点から現在の活動、結婚相手や家族、YouTubeでの発信までを整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 経歴:滋賀県彦根市出身。彦根南中、洛南高校、東洋大学を経て日本生命に所属。
- 最大の実績:2017年9月9日、100mで9秒98を記録。日本人初の公認9秒台を達成した。
- 五輪実績:2016年リオ五輪男子4×100mリレーで銀メダルを獲得。
- 家族:2020年1月1日に一般女性との結婚を発表。2021年2月25日には第1子となる長男の誕生を報告。
- 2026年現在:日本生命所属の現役選手。名古屋アジア大会では男子・男女混合4×100mリレーに出場し、いずれも5位となった。
【プロフィール】桐生祥秀とは?滋賀県彦根市出身の日本を代表するスプリンター
桐生祥秀は1995年12月15日生まれ。滋賀県彦根市出身の陸上競技選手で、専門種目は短距離走だ。2026年10月29日時点で30歳。所属先は日本生命で、男子100mと4×100mリレーを中心に国内外の大会で活躍している。
日本陸上競技連盟の公式プロフィールによると、出身校は彦根南中学校、京都の洛南高校、東洋大学。中学時代から陸上競技に取り組み、高校時代には早くも日本トップクラスの短距離選手として注目を集めた。
桐生の特徴は、100mの個人種目だけでなく、リレーでも長年日本代表を支えてきた点にある。特に4×100mリレーでは、バトンを受け取って次の走者につなぐ走順の役割を担い、複数の国際大会でメダル獲得に貢献している。
所属とマネジメントについては区別が必要だ。競技上の所属先は日本生命。一方、マネジメント面では株式会社HLBスポーツが関わっており、2026年5月には同社が桐生とのマネジメント契約を発表している。
したがって、桐生祥秀のプロフィールを調べる際には、日本生命を競技所属先、HLBスポーツをマネジメント会社として理解すると分かりやすい。
【経歴・年表】高校記録からリオ五輪銀メダル、9秒98までの歩み
桐生の競技人生を振り返ると、大きな転換点は高校時代、2016年のリオ五輪、そして2017年の9秒98達成にある。
高校3年だった2013年には100mで10秒01を記録。当時の日本高校記録とジュニア日本記録を樹立し、国内の短距離界で大きな注目を集めた。その後、東洋大学に進学し、大学陸上界でもトップレベルの成績を残していく。
主な経歴を時系列で整理すると、次のとおりだ。
| 時期 | 主な出来事 | 実績・記録 |
|---|---|---|
| 1995年12月 | 滋賀県彦根市で誕生 | 短距離選手としての原点 |
| 中学時代 | 彦根南中学校で陸上競技に取り組む | 100mを中心に競技経験を積む |
| 2013年 | 洛南高校3年 | 100m10秒01、高校記録・ジュニア日本記録を樹立 |
| 2014年 | 東洋大学に進学 | 大学陸上界で活躍 |
| 2016年 | リオデジャネイロ五輪 | 男子4×100mリレー銀メダル |
| 2017年9月9日 | 日本学生陸上競技対校選手権 | 男子100mで9秒98、日本人初の公認9秒台 |
| 2018年 | ジャカルタ・アジア大会 | 男子4×100mリレー金メダル |
| 2020年 | 日本選手権 | 男子100m優勝 |
| 2024年 | パリ五輪 | 男子4×100mリレー5位 |
| 2025年 | 日本選手権・東京世界陸上 | 男子100m日本選手権優勝、世界陸上4×100mリレー6位 |
| 2026年 | 愛知・名古屋アジア大会 | 男子・男女混合4×100mリレーともに5位 |
特に注目したいのは、高校時代から大学時代にかけての成長だ。10秒01という高校記録を出した後も、国際大会への出場を重ね、世界のトップ選手と競い合う経験を積んだ。
2016年のリオ五輪では男子4×100mリレーの3走を務め、チームの銀メダル獲得に貢献。翌2017年には100mで日本陸上界の歴史を変える記録を残した。
高校時代の10秒01から大学時代の9秒98へ。わずか0秒03の更新に見えるが、100m競技において10秒の壁を突破することは、日本の短距離界が長年追い求めてきた大きな目標だった。
【9秒98の真相】2017年に日本人初の9秒台を達成!アジア史上2人目の快挙
桐生祥秀の名前を日本中に知らしめた最大の出来事が、2017年9月9日の日本学生陸上競技対校選手権だ。
福井県営陸上競技場で行われた男子100m決勝で、当時東洋大学4年生だった桐生は9秒98を記録した。追い風はプラス1.8m。公認記録として認められる風速条件の範囲内で、日本人として初めて100mの9秒台に到達した。
それまでの日本記録は、1998年のバンコク・アジア大会で伊東浩司が記録した10秒00。桐生は19年ぶりにその記録を更新し、日本短距離界の歴史を塗り替えた。
さらに、この9秒98は日本国内だけの快挙ではなかった。当時、アジア出身選手としても2人目の公認9秒台と位置づけられ、アジアの短距離界においても大きな意味を持つ記録となった。
ここで押さえておきたいのが、2015年に桐生が記録した9秒87との違いだ。
2015年のテキサス・リレーでは、追い風3.3mの条件下で9秒87を記録している。しかし、100mでは追い風がプラス2.0mを超えると公認記録として認められない。このため、9秒87は追い風参考記録だった。
つまり、桐生が2017年に達成した9秒98こそ、日本人初の公認9秒台という歴史的記録なのである。
また、9秒98は現在も桐生自身の100m自己ベストであり、日本学生記録として日本陸上競技連盟のプロフィールに掲載されている。ただし、2017年当時の日本記録という位置づけと、現在の日本記録は区別しなければならない。
この記録の価値は、単純に0.01秒を争うタイムの問題だけではない。日本人選手にも公認9秒台が可能であることを実証し、その後の短距離選手たちが世界のトップレベルを目指すうえで、大きな基準を作った点にある。
【リオ五輪・4×100mリレー】桐生祥秀が銀メダルを獲得した歴史的レース
桐生のもう一つの代表的な実績が、2016年リオデジャネイロ五輪の男子4×100mリレーだ。
この種目で日本代表は山縣亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥の4人が決勝を走り、37秒60を記録して銀メダルを獲得した。
当時の日本代表は、個々の選手のスピードだけでなく、バトンパスの精度を高めることで世界の強豪国と競い合っていた。4×100mリレーは4人の走力を合計するだけの種目ではない。走者同士のタイミング、加速する位置、バトンを渡す技術が勝敗を左右する。
桐生はこのレースで3走を担当。個人100mの速さに加え、リレーの中で自分の役割を果たす能力を示した。
リオ五輪以降も、日本代表として東京2020、パリ2024と3大会連続で五輪の4×100mリレーに出場。パリ大会では決勝5位という結果だった。
また、五輪以外でもリレーで実績を積み重ねている。2018年ジャカルタ・アジア大会では金メダル、2023年杭州アジア大会では銀メダルを獲得。2017年と2019年の世界陸上でも男子4×100mリレーの銅メダルに貢献した。
桐生の競技価値を考える際には、100mの9秒98だけに注目するのではなく、国際大会で長年リレーの戦力として選ばれてきた点も重要だ。
【2026年現在】桐生祥秀は何をしている?日本生命所属で現役続行
2026年現在の桐生祥秀は、30歳で現役を続けている。競技所属先は日本生命で、日本陸上競技連盟の選手プロフィールにも、100m・200mの短距離選手として登録されている。
2025年は復調を印象づけたシーズンだった。日本選手権の男子100mで優勝し、5年ぶりに同種目の日本王者に返り咲いた。さらに、年次ベストでは9秒99を記録。2017年の9秒98以来となる9秒台をマークし、8年ぶりの大台突破として注目された。
東京2025世界陸上では男子100mと4×100mリレーに出場。100mは予選で敗退したものの、リレーでは日本代表の3走を務め、6位という結果を残した。
2026年も国際大会への挑戦は続いた。世界室内選手権では60mに出場して準決勝まで進出。セイコーゴールデングランプリ東京では100m4位、日本選手権では同種目3位となった。
日本陸上競技連盟の公式プロフィールに掲載された2026年の100m年次ベストは10秒03。8月の富士北麓ワールドトライアルでは、追い風1.5mの条件でこの記録をマークしている。
9月10日には全日本実業団対抗選手権の100mを欠場し、2026年の個人レースを終了すると発表した。連戦の疲労を考慮し、アジア大会のリレーに向けた練習と調整を優先する判断だった。100mについては2027年に向けて再挑戦する意向を示している。
そして、2026年9月の愛知・名古屋アジア大会では、男子4×100mリレーと男女混合4×100mリレーに出場した。
男子リレーでは多田修平、小室歩久斗、桐生祥秀、小池祐貴の順で走り、決勝は38秒57で5位。男女混合リレーでも3走を務め、41秒24で5位となった。
メダル獲得には届かなかったものの、30歳を迎えたシーズンにも日本代表として国際舞台に立ち続けている点は見逃せない。
マネジメント面では、株式会社HLBスポーツとの契約も2026年の新しい動きだ。同社の公式サイトでは桐生を所属アスリートとして紹介しており、競技活動だけでなく、メディア出演やアスリートとしての活動を支える体制が整えられている。
2026年10月時点で引退発表はなく、本人が示している次の大きな目標は100mでの2027年シーズンだ。
【結婚相手・妻・子供】桐生祥秀は一般女性と結婚!長男誕生もYouTubeで報告
桐生祥秀のプライベートについても、結婚や子供の存在を検索する人は多い。
桐生は2020年1月1日、自身のYouTubeチャンネルで一般女性との結婚を発表した。結婚発表当時は24歳。年明けのタイミングで自ら報告したことがスポーツニュースなどで取り上げられた。
結婚相手について公表されている基本情報は一般女性という点だ。妻の名前や詳しいプロフィール、顔写真など、本人が公表していないプライベート情報については明らかになっていない。
そのため、桐生祥秀の妻については、著名人や芸能人ではなく一般女性と結婚したという公表情報を押さえておくのが正確だ。
2021年2月25日には、自身のYouTubeチャンネルを通じて第1子となる長男の誕生を報告した。
日刊スポーツやデイリースポーツなどの報道によると、桐生は動画内で父親になったことを伝え、長男を抱いた際の感動についても話していた。母子ともに健康であることも報じられている。
結婚発表から約1年後の長男誕生となり、競技者としてだけでなく、家庭を持つ父親としての新しい生活が始まった。
なお、現在公表されている子供に関する情報は、第1子の長男が誕生したという事実が中心だ。子供の名前や誕生日の詳細、学校などの情報は、家族のプライバシーに関わるため、本人の発信や公表資料にない情報を事実として扱うことはできない。
桐生祥秀のYouTubeは、競技活動や本人の近況を知るための発信媒体でもある。2021年の長男誕生報告は、本人が自ら家族について伝えた代表的な発信の一つだ。
競技生活と家庭生活の両立については、外部から見える情報に限りがあるものの、本人が公表した結婚と長男誕生は、桐生の人生における大きな節目となっている。
【よくある質問】桐生祥秀に関するFAQ
Q1:桐生祥秀の現在の年齢と所属先は?
A1:1995年12月15日生まれで、2026年10月29日時点では30歳。競技所属先は日本生命で、マネジメントは株式会社HLBスポーツが担当している。
Q2:桐生祥秀の100m自己ベスト9秒98は日本記録?
A2:9秒98は2017年に日本人として初めて達成した公認9秒台で、当時の日本記録だった。現在も桐生自身の自己ベストであり、日本学生記録として掲載されている。ただし、現在の日本記録と2017年当時の日本記録は別のものだ。
Q3:桐生祥秀の結婚相手は誰?妻は一般女性?
A3:2020年1月1日に一般女性との結婚を発表している。妻の氏名や詳しいプロフィールは公表されていない。
Q4:桐生祥秀に子供はいる?
A4:いる。2021年2月25日、自身のYouTubeチャンネルで第1子となる長男の誕生を報告した。
Q5:桐生祥秀はリオ五輪で何のメダルを獲得した?
A5:2016年リオデジャネイロ五輪の男子4×100mリレーで銀メダルを獲得した。桐生は3走を担当し、日本チームの37秒60という記録に貢献した。
Q6:桐生祥秀は2026年も現役選手?
A6:現役を続けている。2026年9月の愛知・名古屋アジア大会では男子と男女混合の4×100mリレーに出場し、いずれも5位。100mについては2027年シーズンに向けた意向を示している。
まとめ:桐生祥秀の9秒98は日本短距離界の歴史を変えた記録
桐生祥秀は、滋賀県彦根市出身のスプリンターとして中学時代から競技に取り組み、高校時代の10秒01、2016年リオ五輪の4×100mリレー銀メダル、2017年の9秒98という大きな実績を残してきた。
特に2017年9月9日の9秒98は、日本人初の公認9秒台という歴史的快挙だ。単なる個人記録にとどまらず、日本の短距離界が世界に挑戦するうえで一つの壁を突破した瞬間だった。
その後も東京五輪、パリ五輪、世界陸上、アジア大会と国際大会への挑戦を続け、2025年には日本選手権100m優勝と8年ぶりの9秒台を達成。2026年の名古屋アジア大会でもリレー代表として走った。
プライベートでは2020年に一般女性との結婚を発表し、2021年には長男の誕生を報告。競技者としての歩みとともに、家庭を持つ一人の父親としての生活も築いている。
桐生祥秀を評価する際のポイントは、9秒98という記録だけでなく、リレーでの国際的な実績、長期にわたる代表活動、そして30歳を迎えても競技を続ける姿勢を合わせて見ることだ。
2027年の100mシーズンに向けて、再び自己ベスト更新を目指す桐生。日本人初の9秒台を実現したスプリンターが、次にどのような走りを見せるのか、今後も注目が集まる。
主な参照資料: 日本陸上競技連盟公式プロフィール・競技記録、日本オリンピック委員会、滋賀県公式インタビュー、株式会社HLBスポーツ公式情報、日刊スポーツ、デイリースポーツ。
(出典: 桐生 祥 秀(Yahoo!ニュース))