今際の国のアリス2全8話ネタバレ解説|最終回の結末・生存者とジョーカーの意味を徹底解剖
Netflixシリーズ『今際の国のアリス』シーズン2は、山﨑賢人と土屋太鳳がダブル主演を務めるサバイバルドラマの続編です。2022年12月22日に全世界独占配信が始まり、数字札を集めたアリスたちが、さらに過酷な絵札のゲームへ挑みます。
物語の鍵を握るのは、仲間との信頼を試すゲーム、山下智久演じるキューマとの対決、チシヤが挑む頭脳戦、そして仲里依紗演じるミラとの最終決戦です。最終回では、アリスとウサギが元の世界へ戻るための選択を迫られ、最後の1枚としてジョーカーのカードが映し出されます。2026年現在は、2025年配信のシーズン3まで踏まえることで、この演出の意味もさらに深く考察できます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 全8話のネタバレ:数字札から絵札へ進んだゲームの展開と、主要人物の運命を整理します。
- 最終回の結末:ハートのクイーン戦のルール、アリスとウサギの最後の選択、生存者と死亡キャラクターを解説します。
- ジョーカーの意味:シーズン2のラストに残された謎と、シーズン3で描かれた新たな展開を区別して考察します。
※以下、シーズン2全8話の重大なネタバレを含みます。終盤の展開や結末を知りたくない方はご注意ください。
【Netflix配信日とキャスト相関図】山﨑賢人・土屋太鳳ら出演者を整理
『今際の国のアリス』の原作は、麻生羽呂による同名漫画です。原作漫画は小学館の「週刊少年サンデーS」「週刊少年サンデー」で連載され、実写ドラマ版は佐藤信介監督らによって映像化されました。
シーズン2の配信開始日は2022年12月22日。全8話がNetflixで世界独占配信されました。Netflixの公式発表では、配信直後に週間グローバルTOP10の非英語シリーズ部門で首位を獲得し、シーズン1とシーズン2が同時に上位を占めたことも報告されています。
シーズン2では、シーズン1から続く生存者たちの物語に加え、絵札のゲームを支配する「国民」と呼ばれる人物たちが登場します。単純に敵を倒せばよいわけではなく、それぞれの人物が抱える価値観や生き方が、ゲームの攻略に直結していきます。
主要キャラクターとキャストの関係は、次のとおりです。
| キャラクター | キャスト | 物語での役割・関係 |
|---|---|---|
| 有栖良平(アリス) | 山﨑賢人 | 主人公。観察力と推理力を武器にゲームの突破口を探す。 |
| 宇佐木柚葉(ウサギ) | 土屋太鳳 | 身体能力に優れた登山家。アリスと行動を共にし、精神的にも支える。 |
| 苣屋駿太郎(チシヤ) | 村上虹郎 | 冷静な策略家。心理戦や頭脳戦で独自の突破口を見つける。 |
| 水鶏光(クイナ) | 朝比奈彩 | 格闘能力に優れたアリスの仲間。 |
| 安梨鶴奈(アン) | 三吉彩花 | 冷静な判断力と分析力を持つ調査役。 |
| 粟国杜園(アグニ) | 青柳翔 | 戦闘力の高い元ビーチの幹部。過去の罪と向き合う。 |
| 韮木傑(ニラギ) | 桜田通 | 危険な行動を取る生存者。終盤でも仲間たちを脅かす。 |
| 佐藤タッタ | 渡辺佑太朗 | アリスを支える仲間。クラブのキング戦で重要な決断をする。 |
| 九頭龍慧一(ダイヤのキング) | 阿部力 | 公平性と命の価値をめぐる問題を突きつける対戦相手。 |
| キューマ(クラブのキング) | 山下智久 | 仲間との信頼と対等な勝負を重んじる「国民」。 |
| ミラ(ハートのクイーン) | 仲里依紗 | 最終ゲームのゲームマスター。言葉と心理操作でアリスを追い詰める。 |
| ヘイヤ | 恒松祐里 | 弓の扱いに長けた生存者。アグニと行動を共にする。 |
| バンダ | 磯村勇斗 | ハートのジャック戦で存在感を示す危険な人物。 |
| ヤバ | 毎熊克哉 | バンダと関係を深め、終盤の選択にも関わる。 |
| マツシタ | 井之脇海 | ハートのジャック戦の参加者。バンダと行動する。 |
| クズリュウ | 阿部力 | ダイヤのキングとしてチシヤと対決する。 |
| リサ(スペードのクイーン) | 山本千尋 | 身体能力を生かしたゲームでウサギたちを追い詰める。 |
| スペードのキング | 谷田歩 | 街をさまよい、プレイヤーを無差別に襲う強敵。 |
※クズリュウは、元ビーチの幹部であるダイヤのキングを指します。出演者一覧はNetflixの公式発表などに基づき、主要人物を中心に整理しています。
アリスとウサギを中心に、チシヤ、クイナ、アン、アグニらが協力関係を築く一方、ゲームの中では敵同士でも相手の生き方を認め合う場面が描かれます。特にキューマとクズリュウは、単なる倒すべき敵ではなく、アリスやチシヤの価値観を変える存在です。
【全8話ネタバレ】今際の国のアリス2のあらすじを各話ごとに解説
シーズン2は、シーズン1で数字札のゲームを攻略したアリスたちが、絵札のゲームに挑むところから始まります。序盤はチーム戦、中盤は心理戦と頭脳戦、終盤は生きる意思そのものを問う展開へと移っていきます。
第1話「ネクストステージ」――スペードのキングの襲撃
渋谷に集まったアリス、ウサギ、チシヤ、クイナたちの前に、絵札のカードを掲げた飛行船が現れます。次の瞬間、街はスペードのキングによる銃撃にさらされ、生存者たちは逃げ惑うことになります。
圧倒的な火力を持つスペードのキングから逃れたアリスたちは、仲間と離れ離れになりながらも、絵札のゲームを攻略しなければ帰還できないと推測します。その後、一行はクラブのキング・キューマが待つゲーム会場を目指します。
この第1話では、敵と戦うだけではなく、荒廃した東京を移動しながら情報を集める必要があることが示されます。スペードのキングは、特定の会場にとどまらず、プレイヤーたちを継続的に脅かす存在です。
第2話「クラブのキング」――キューマとのチーム戦
アリスたちは、キューマとその仲間が支配する「すうとり」に参加します。制限時間内に点数を奪い合い、最終的に得点の多いチームが勝つゲームです。点数の配分、相手との接触、アイテムの利用、陣地の奪取など、複数の仕組みを同時に考えなければなりません。
アリスはキューマの戦い方を分析し、仲間と連携して逆転の糸口を探ります。一方、キューマは仲間との信頼を重視し、正面からの勝負を選ぶ人物として描かれます。単に相手の弱点を突くのではなく、相手の価値観まで理解しなければ勝てないゲームです。
第3話「ハートのジャック」――タッタの犠牲と次の心理戦
「すうとり」は終盤に入り、アリスたちはキューマのチームに追い詰められます。ここで重要な役割を果たすのがタッタです。アリスを勝たせるため、タッタは自らの腕輪を外すために腕を傷つけ、命を危険にさらす決断をします。
その犠牲によってアリスたちは逆転し、ゲームをクリアします。キューマはアリスとの勝負を通じて彼を認め、最後まで自分の生き方を貫きます。しかし、タッタは出血多量で命を落とします。勝利しても仲間を失うという、シーズン2の過酷さを象徴する場面です。
その後、チシヤはハートのジャックが関係する「どくぼう」に挑みます。参加者同士の言葉を信じるか疑うかが、生死を左右する心理戦の幕開けです。
第4話「ハートのジャックの正体」――誰の言葉を信じるのか
「どくぼう」では、参加者は自分の首の後ろに表示されるマークを、他人からの情報を頼りに推理しなければなりません。誤答や時間切れは死につながります。自分のマークを直接確認できないため、相手の発言が真実なのか、罠なのかを見極めることが攻略の鍵です。
チシヤは参加者の行動や証言の矛盾を分析し、ゲームを支配する人物の正体へ迫ります。最終的にバンダとヤバが生き残る一方、マツシタは命を落とします。このゲームは、単なる推理力だけでなく、他人を利用する者と信頼を求める者の違いを浮き彫りにしました。
第5話「スペードのクイーン」――アリスとウサギの再会
アリスとウサギは一時的に離れ離れになりますが、再び合流します。その頃、アグニはスペードのキングを倒す機会をうかがい、アンも東京の外へ向かって今際の国の謎を探ります。
ウサギたちが挑むのは、スペードのクイーン・リサの「ちぇっくめいと」です。参加者はチームに分けられ、相手側のボタンを押すことで、その人物を次のターンから自分のチームへ移動させられます。安全な側へ移ることが生存の近道に見えるため、仲間を裏切る誘惑が生まれます。
ウサギは、目の前の安全だけでなく、元の世界に戻るという目的を仲間たちに思い出させます。アリスも作戦を組み立て、追い詰められた状況から逆転を狙います。身体能力だけでは解決できないゲームで、集団の心理を変えることが勝利につながります。
第6話「ダイヤのキング」――チシヤが向き合う命の価値
チシヤはダイヤのキング・クズリュウが待つ「てんびん」に参加します。各参加者が0から100までの数字を選び、全員の平均値に0.8を掛けた値に最も近い数字を選んだ者が勝つという、計算と心理の両方が求められるゲームです。
ゲームが進むにつれてルールが追加され、単純な数学的推理だけでは勝ち残れなくなります。チシヤは、命の価値を公平に判断できるのかという問題をクズリュウに突きつけます。クズリュウは最後まで自らの信念に向き合い、チシヤを生かす選択をして命を落とします。
クズリュウとの対決は、チシヤ自身にも変化をもたらします。冷静に他人を利用してきた彼が、命や公平性について考え直すきっかけとなるのです。
第7話「スペードのキング」――仲間たちの総力戦
残るゲームが少なくなるなか、アリスたちはスペードのキングを倒すため、仲間と合流します。クイナとアンも協力し、ヘイヤやアグニも戦いに加わります。しかし、スペードのキングの戦闘能力は非常に高く、仲間たちは次々と深刻な傷を負います。
アリスは敵を薬局へ誘い込み、ガスと爆発物を利用する作戦を立てます。瀕死のアグニが最後の力を振り絞って作戦を成功させ、スペードのキングは倒されます。ただし、ヘイヤ、アン、クイナ、ウサギ、アグニらも瀕死の状態に陥ります。
アリスは負傷したウサギを連れ、最後に残されたハートのクイーンのゲームへ向かいます。ここで物語は、銃撃戦や肉体的な強さでは決着できない、精神的な戦いへと移ります。
第8話「ハートのクイーン」――ミラの罠と最後の選択
最終ゲームの相手は、ハートのクイーン・ミラです。ゲームは「くろっけぇ」。アリスとウサギは、ミラとのクロッケーを3セット終える必要があります。ところが、ミラはゲームの途中で休憩を挟み、アリスに今際の国の正体を問い直させます。
ミラは、今際の国はアリスの妄想にすぎないという仮説や、精神科医として彼を診察しているという話を持ち出し、アリスの現実感を揺さぶります。アリスは一時的にゲームを諦めかけますが、ウサギが自ら傷つくことで、目の前の命と向き合うよう促します。
アリスはウサギを守るためにゲームを続ける決意を固め、最後まで棄権せずにクロッケーを終えます。ミラは敗北し、ゲームマスターとしての役割を終えます。絵札のゲームをすべてクリアした生存者には、今際の国に残るか、元の世界へ戻るかという選択が提示されます。
アリスとウサギをはじめ、多くの生存者は帰還を選びます。現実世界で目を覚ましたアリスたちは、今際の国で過ごした記憶を失っています。それでも病院で再会したアリスとウサギは、初対面のはずなのに互いに惹かれ合うような余韻を残します。そして、最後の場面にはジョーカーのカードが映し出されます。
【数字札から絵札へ】ゲームの仕組みとハートのクイーン戦の攻略条件
シーズン2を理解するうえで重要なのは、ゲームが単純に難しくなったのではなく、求められる能力そのものが変化している点です。シーズン1で数字札のゲームをくぐり抜けたアリスたちは、シーズン2でジャック、クイーン、キングの絵札に挑みます。
トランプのスートは、ゲームの性質を大きく示しています。スペードは身体能力、ダイヤは知力、クラブはチームワーク、ハートは心理や裏切りを中心とした試練です。絵札のゲームでは、個人の能力に加えて、相手が何を大切にしているのかを見抜く力が求められます。
- スペード:戦闘力、体力、反射神経などが問われる。スペードのキング戦は、敵の攻撃をしのぎながら戦術を組み立てる総力戦です。
- ダイヤ:数学的推理、観察、論理的な判断が重要。「てんびん」では、他人の選択を読むだけでなく、命の価値をどう考えるかも問われます。
- クラブ:役割分担と協力が鍵。「すうとり」では、個々の得点だけでなく、チーム全体の戦略が勝敗を左右します。
- ハート:信頼、疑念、精神的な揺さぶりが中心。「どくぼう」や「くろっけぇ」では、他人の言葉や自分自身の認識を疑わせる仕掛けが登場します。
こうした違いは、物語のテーマにもつながっています。前半ではゲームのルールを理解し、相手の戦略を上回ることが重要です。しかし、終盤のハートのクイーン戦では、勝敗を決めるのは技術や計算ではありません。アリスが自分の意志でゲームを続けることが、最終的な攻略条件となります。
ハートのクイーン「くろっけぇ」のルール
「くろっけぇ」の表面的なルールは、ミラとクロッケーを行い、3セットを終えることです。重要なのは、相手に勝つことそのものがクリア条件ではないという点です。途中で棄権せず、最後までゲームを完遂すればクリアできます。
ミラは、この単純なルールを利用してアリスの心を折ろうとします。仮想現実なのか、幻覚なのか、今際の国は本当に存在するのか。答えの出ない説明を重ねることで、アリス自身に生きる理由を疑わせようとするのです。
そのため、ハートのクイーン戦の本質は、クロッケーの勝負ではなく、アリスが自分の生を肯定できるかどうかにあります。ウサギを守りたいという感情が、アリスを現実へ引き戻す決定的な力になります。
【最終回の結末を考察】アリスとウサギの選択、ジョーカーの意味とは
シーズン2の結末では、今際の国の正体と、生き残った人物たちが現実世界へ戻る過程が描かれます。ここでは、最終回で明らかになった事実と、ジョーカーの演出から読み取れる意味を分けて整理します。
今際の国の正体は、現実と死の境界
現実世界では、渋谷で隕石災害が発生していました。今際の国は、その災害によって心停止など生死の境に置かれた人々が体験する、臨死の境界として描かれています。
アリスたちが今際の国で経験したゲームや出会いは、単なる夢だったと断定されるわけではありません。現実世界で目覚めた彼らは、その記憶を失っていますが、極限状態で経験した感情や他者とのつながりを思わせる余韻が残ります。
この設定によって、ゲーム中の死や苦痛は、単純な架空世界の出来事ではなく、現実世界での生還と結びついたものとして受け止められます。アリスたちが今際の国で何を選んだかが、現実に戻るという結果につながっているのです。
アリスとウサギはなぜ元の世界へ戻ったのか
最後に生存者へ提示されたのは、今際の国の住人として永住するか、元の世界へ戻るかという選択でした。アリスとウサギは、今際の国に残ることを選びません。
2人は過酷なゲームを通じて、ただ生き延びること以上の意味を見いだしていきます。アリスにとってウサギを守りたいという思いは、ミラの心理操作を打ち破る力になりました。ウサギにとっても、アリスとの関係は、生きることを選び続ける理由の一つになっています。
現実世界では互いの記憶を失っているものの、病院で再会した2人には再び関係が始まる可能性が示されます。シーズン2のラストは、今際の国での経験を完全に説明するよりも、生き残った者たちが新たな人生を歩み始めることに重きを置いています。
ジョーカーのカードは何を意味するのか
シーズン2の最後、テーブルに置かれたトランプが風で飛ばされ、ジョーカーだけが残ります。この演出は、すべてのゲームをクリアしたはずのアリスたちに、まだ説明されていない謎があることを示唆します。
シーズン2の時点では、ジョーカーが何者なのか、今際の国を支配する黒幕なのか、あるいは物語を続けるための象徴なのかは明かされませんでした。そのため、ラストだけを見てジョーカーを特定の人物だと断定するのは適切ではありません。
しかし、2025年9月25日に配信されたシーズン3では、ジョーカーのカードをめぐる物語が本格的に展開されます。Netflix Tudumのシーズン3解説では、番人はジョーカー本人ではなく、カードのデッキを完成させる概念として説明されています。ジョーカーは単なる新たな敵の名前ではなく、今際の国という世界の仕組みに関わる存在として位置づけられています。
この後続シーズンの展開を踏まえると、シーズン2のラストは単なる続編予告ではありません。すべての絵札を攻略しても、今際の国の世界そのものが完全に説明されたわけではない、という余白を残す演出だったと考えられます。
【生存者・死亡キャラ一覧】最後まで生き残った人物は誰?
シーズン2では、多くの人物が命を落とす一方、瀕死の状態から現実世界へ戻る人物もいます。特にスペードのキング戦では、主要人物のほとんどが致命傷に近い負傷を負うため、死亡したと思われた人物が最終回で目を覚ます展開に驚いた視聴者も少なくありません。
最終回時点の主要な生存者
- アリス:ハートのクイーン戦をクリアし、元の世界へ戻る。
- ウサギ:アリスとともに帰還を選び、病院で再会する。
- チシヤ:ニラギに撃たれるが生き残り、現実世界へ戻る。
- クイナ:スペードのキング戦で重傷を負うが生還する。
- アン:スペードのキング戦で銃撃されるが、現実世界で目を覚ます。
- アグニ:スペードのキングを倒す戦いで瀕死になるものの、生還する。
- ヘイヤ:スペードのキングとの戦闘で重傷を負うが生き残る。
- ニラギ:チシヤとウサギを撃つなど危険な行動を取るが、生還する。
また、バンダとヤバも生存しています。ただし、2人は現実世界への帰還ではなく、今際の国の住人として永住する選択をします。したがって、アリスたちと同じ帰還組ではありません。
シーズン2で死亡する主なキャラクター
- タッタ:クラブのキング戦でアリスを勝利させるため、自ら腕輪を外して重傷を負い、出血多量で死亡する。
- キューマ:クラブのキング戦でアリスたちに敗れ、仲間との信頼を貫いて最期を迎える。
- シタラ、ウタ、マキ、ゴーケン:キューマの仲間で、クラブのキング戦で命を落とす。
- マツシタ:ハートのジャック戦で敗北し、死亡する。
- クズリュウ:ダイヤのキング戦でチシヤを生かす選択をし、自ら命を落とす。
- リサ:スペードのクイーン戦で敗れ、死亡する。
- スペードのキング:アリスたちの作戦とアグニの決死の行動によって倒される。
- ミラ:ハートのクイーン戦でアリスがクリア条件を満たし、ゲームマスターとしての役割を終える。
このほか、ハートのジャック戦やスペードのキングによる襲撃では、多くの参加者が命を落とします。シーズン2は、主要人物が生き残るかどうかだけでなく、彼らが何を犠牲にして生き延びたのかを描く作品でもあります。
なお、ここで挙げた死亡者は、シーズン2の今際の国で死亡する人物を中心に整理したものです。物語の世界設定上、今際の国での出来事と現実世界の生死は密接に結びついていますが、すべての人物について現実世界での詳細な経過が個別に描かれるわけではありません。
【最終回がひどいと言われる理由】評判・感想を冷静に分析
『今際の国のアリス2』の最終回については、壮大な結末を評価する見方がある一方、説明が難解だと感じる人や、展開が長いと受け止める人もいます。「ひどい」という言葉だけで作品全体の評価を決めるより、どの部分に不満を感じるのかを分けて考えると、作品の特徴が見えてきます。
理由1:ミラの心理操作が長く、真相が見えにくい
ハートのクイーン戦では、ミラがアリスにさまざまな説明を与え、今際の国の存在そのものを疑わせます。未来の話、仮想現実、精神的な幻覚など、複数の仮説が提示されるため、何が真実なのかをすぐに判断できません。
この展開は、心理的な揺さぶりを描くうえでは効果的です。しかし、ゲームのルールや物語の謎を明確に知りたい視聴者にとっては、説明が遠回りに感じられる可能性があります。
理由2:アクションの迫力に対して、ドラマ部分が長い
シーズン2では、大規模な銃撃戦やカーアクション、荒廃した東京の映像が見どころになっています。Netflix公式の制作紹介でも、植物に覆われた渋谷のセットや、スケールアップしたアクションが強調されました。
一方、国内の作品レビューでは、アクションは高く評価しながらも、回想や心情を説明するセリフが重なり、ドラマ部分が冗長に感じられるという意見も見られます。各話の長さにも幅があり、最終話は約80分です。テンポのよいサバイバルアクションを期待する人ほど、心理描写の長さが気になるかもしれません。
理由3:死亡したと思われた人物の生還と、臨死体験の設定
スペードのキング戦では、主要人物たちが次々に倒れます。そこから最終回で現実世界の病院に場面が移り、複数の人物が生還していたと明らかになるため、死の重みが薄れたように感じる視聴者もいるでしょう。
ただし、作品の設定では、今際の国は現実世界で生死の境に置かれた人々が体験する境界として描かれています。ゲーム中の出来事は、単純に「すべて夢だった」と片づけられるわけではありません。生還という結末をどう受け止めるかによって、最終回の印象は大きく変わります。
理由4:ジョーカーの正体がシーズン2だけでは分からない
最後のジョーカーのカードは、シーズン2の段階では明確な説明がありません。そのため、すべてのゲームをクリアしたのに謎が残ったと感じる人もいます。
しかし、2025年に配信されたシーズン3では、このカードが新たな物語の中心に据えられました。シーズン2の最終回を、すべての謎に答えを出す完結編ではなく、アリスたちの帰還を描きながら世界の仕組みに余白を残す結末と捉えると、演出の意図が理解しやすくなります。
【プロの結論】シーズン2は「勝つ物語」から「生きる物語」への転換
シーズン2の本質は、ゲームの難易度が上がることだけではありません。数字札の段階では、ルールを分析し、仲間と協力し、相手の能力を上回ることが重要でした。ところが絵札のゲームでは、相手の価値観や自分自身の生き方と向き合う場面が増えていきます。
キューマは仲間との信頼を、クズリュウは命の価値と公平性を、ミラは生きる意味への疑念をアリスたちに突きつけます。そして最終的にアリスを救うのは、ゲームを攻略するための計算ではなく、ウサギを守りたいという意思です。
この構造を理解すると、終盤の説明や心理描写は単なる引き延ばしではなく、サバイバルアクションから人間ドラマへと作品の焦点が移る過程として読むことができます。ただし、長い心理描写よりもテンポや戦闘の爽快感を重視する人には、好みが分かれる作品であることも確かです。
【今際の国のアリス2】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:今際の国のアリス2はいつ配信されましたか? A1:Netflixで2022年12月22日に全世界独占配信が始まりました。全8話で構成されています。
Q2:今際の国のアリス2の最終回でアリスとウサギは死亡しますか? A2:2人は死亡せず、元の世界へ戻ります。現実世界では病院で目を覚ましますが、今際の国での記憶は失っています。
Q3:ハートのクイーンのゲームはどうすればクリアできますか? A3:ミラとのクロッケーを3セット、途中棄権せずに完遂すればクリアです。試合そのものに勝つことは条件ではありません。
Q4:今際の国のアリス2の死亡キャラは誰ですか? A4:主な死亡キャラクターはタッタ、キューマ、キューマの仲間たち、マツシタ、クズリュウ、リサ、スペードのキング、ミラなどです。ほかにも多数の参加者がゲームで命を落とします。
Q5:ラストのジョーカーは何を意味していますか? A5:シーズン2の時点では意味が明確に説明されていません。2025年配信のシーズン3ではジョーカーのカードをめぐる物語が展開され、番人とは別の概念として説明されています。
Q6:今際の国のアリス2はひどい作品なのですか? A6:評価は分かれます。大規模なアクションやゲームの緊張感を評価する一方、心理描写や説明の長さ、最終回の設定を分かりにくいと感じる意見もあります。テンポ重視か、登場人物の内面や世界観の謎を重視するかによって印象が変わる作品です。
まとめ:今際の国のアリス2の結末と、物語が残した問い
『今際の国のアリス』シーズン2は、数字札から絵札へと進むゲームを通して、アリスたちが生きる意味を見つけ直す物語です。キューマとのチーム戦、チシヤとクズリュウの頭脳戦、スペードのキングとの総力戦を経て、最終的にアリスはミラの心理操作を乗り越えます。
ハートのクイーン戦で必要だったのは、相手に勝つことではなく、最後までゲームを続ける意思でした。アリスとウサギは元の世界へ戻り、記憶を失いながらも再び出会います。ジョーカーのカードは、シーズン2だけでは説明しきれなかった世界の謎を残し、2025年配信のシーズン3へと物語をつなぎました。
全8話を振り返る際は、単に誰が生き残ったか、どのゲームをクリアしたかだけでなく、それぞれの対戦相手が何を信じ、何を守ろうとしたのかにも注目してみてください。ゲームの勝敗を超えて人物の選択を追うことで、シーズン2の結末とジョーカーの意味が、より立体的に見えてきます。 (出典: 今 際 の 国 の アリス 2(Yahoo!ニュース))