ギャルメイク2019は黒ギャルと何が違う?渋谷調査で読む特徴と再現術【2026年版】
2019年のギャルメイクを振り返ると、1999年に渋谷を中心に広がった日焼け肌や細く角度のある眉、ブルー系アイシャドウを主役にしたスタイルとは、明らかな違いが見えてくる。象徴的なのが、カネボウ化粧品美容研究所による渋谷の定点観測だ。1999年と2019年の街頭メイクを比較した調査では、白く仕上げた肌、眉尻が下がったストレート眉、オレンジから赤系のアイシャドウ、ダークなローズ系リップという、当時の若い女性のメイク傾向が報告された。
2026年にあらためて注目したいのは、2019年のメイクが単なる「昔のギャルメイク」ではなく、韓国のドラマやアイドルへの憧れを取り込みながら変化していた点だ。黒ギャルとの違い、2019年のアイメイクや下がり眉の作り方、カラコンなし・つけまなしでの再現方法、そしてギャル雑誌『egg』の復刊と文化的な背景まで、調査資料と当時の報道をもとに整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 特徴:2019年の渋谷では、明るい肌、下がり眉、暖色系アイシャドウ、ローズ系リップが目立った。
- 1999年との違い:日焼け肌と寒色系の目元を強調するスタイルから、温かみのある色使いと柔らかな印象へ変化した。
- 再現のコツ:ベースメイク、眉、目元、リップの順に特徴を押さえれば、カラコンやつけまつげがなくても2019年らしい雰囲気を作れる。
【2019年のギャルメイク】最大の特徴は黒ギャルからの変化にあった
2019年のギャルメイクを理解するうえで、まず確認したいのが、カネボウ化粧品美容研究所の調査である。同研究所は1998年から、渋谷や表参道、丸の内など東京都内の複数地点で定点観測を実施。街を歩く女性のファッションやメイクを観察し、流行の兆しや浸透度を調べてきた。
2019年4月19日に公表された「令和直前!平成最後のリアルビューティレポート」では、1999年2月と2019年1〜2月の渋谷・丸の内を比較している。調査は街頭観察に基づくもので、すべての女性やギャルを対象にした統計調査ではない。それでも、20年間のメイクの変化を具体的に捉えた資料として参考になる。
2019年の渋谷で目立ったのは、白く仕上げた肌、ストレートで眉尻がやや下がった眉、上下のまぶたに施したオレンジ〜赤系のアイシャドウ、そしてややマットなダークローズ系の赤い口紅だった。チークは控えめで、髪色は明るいものから暗いものまで幅があった。
カネボウ化粧品のレポートでは、韓国のドラマや歌手などの影響を受けていると思われるメイクが目立ったと説明されている。つまり、2019年の渋谷メイクは、従来のギャル文化をそのまま踏襲したものではなく、当時の韓国カルチャーへの憧れを取り込んだスタイルだった。
ここで押さえておきたいのは、「2019年のギャルメイク」と「2019年の渋谷で観察されたメイク傾向」は完全に同義ではないという点だ。調査は街全体の傾向を記録したものであり、特定のギャルメイクだけを抽出したものではない。再現するときは、調査で確認された色使いや眉の形を基本に、ギャルらしい目元の強調を加えると、当時の雰囲気に近づけやすい。
【1999年と2019年を比較】黒ギャルメイクとの違いがわかるポイント
1999年の渋谷は、ギャル文化が強い存在感を放っていた時代だ。カネボウ化粧品の比較資料では、日焼け肌にハイライトを効かせ、細く角度のある眉、ブルーやシルバーのアイシャドウ、血色感を抑えた唇、ブリーチやメッシュの髪色などが特徴として挙げられている。
一方、2019年は明るい肌に暖色系のアイシャドウ、下がり気味のストレート眉、深みのあるローズレッドのリップという組み合わせが中心だった。両者を分けるのは、単純な色の違いだけではない。顔全体で強さを演出するのか、色の統一感によって柔らかな印象を作るのかという、メイクの組み立て方そのものが異なる。
| 比較項目 | 1999年の渋谷 | 2019年の渋谷 |
|---|---|---|
| ベースメイク | 日焼け肌、ハイライトを強調 | 白く明るく仕上げた肌 |
| 眉メイク | 細く、角度のある眉 | ストレート眉、眉尻はやや下がる |
| アイメイク | ブルー、シルバーなどの寒色系 | オレンジ、赤などの暖色系 |
| リップメイク | 血色感を抑えた唇 | ダークなローズ系の赤 |
| ヘアカラー | ブリーチ、メッシュなどの明るい髪色 | 明るい色から暗い色まで多様 |
| 全体の印象 | 強さ、コントラスト、華やかさ | 温かみ、色の調和、柔らかさ |
この比較で重要なのは、黒ギャルと1999年のギャルメイクを完全に同一視しないことだ。黒ギャルは、日焼けしたような濃い肌色や強いアイライン、存在感のある目元などを取り入れるギャルスタイルとして知られる。ただし、ギャル文化には時代や個人によってさまざまなスタイルがあり、すべてのギャルが同じメイクをしていたわけではない。
そのうえで2019年の傾向と比較すると、黒ギャルらしい濃い肌色の演出を必須とせず、明るい肌を土台に、眉と目元、唇の色で個性を出している点が大きな違いとなる。2019年らしさを優先するなら、濃いブロンザーや寒色系アイシャドウを中心にするより、肌の明るさと暖色系の色使いを整えるほうが近づきやすい。
なお、カネボウ化粧品の報告では、1999年から2019年にかけての変化は渋谷だけでなく丸の内でも確認された。丸の内でも、1999年の作り込まれたエレガントなメイクから、2019年には肌になじむ色と自然な眉を使ったバランスメイクへと移行していた。メイク全体が「クールさ」や「強さ」から「温かみ」や「柔らかさ」へ動いていたことが、調査の大きな発見だった。
【やり方を解説】2019年らしいギャルメイクを再現する4ステップ
2019年のギャルメイクを再現するなら、最初にアイラインを濃く引くのではなく、肌と眉を整え、目元と唇に暖色系の色を配置していく方法がおすすめだ。以下は、カネボウ化粧品の調査で報告された特徴をもとにした再現手順であり、特定の商品や調査で検証された手順を示すものではない。
ステップ1:明るい肌のベースメイク
化粧下地とファンデーションで、顔全体を明るく均一に整える。2019年の渋谷メイクに近づけるには、1999年の黒ギャル系メイクで使われるような濃いブロンザーを主役にしないことがポイントだ。肌色より極端に白いファンデーションを選ぶのではなく、自分の肌色になじむ明るめの仕上がりを目指したい。
毛穴や色むらが気になる部分はコンシーラーで調整し、フェイスパウダーで必要な部分だけを整える。調査では2019年の渋谷メイクについて白く仕上げた肌が特徴として報告されているが、強いツヤやマット感のどちらかに統一する必要はない。肌の質感は、手持ちのベースメイクに合わせて調整すると自然に仕上がる。
ステップ2:下がり眉メイクで顔の印象を変える
眉は2019年らしさを作る重要なパーツだ。眉頭から眉山までを比較的ストレートに描き、眉尻をわずかに下げるように形を整える。1999年のような細く鋭角的な眉とは違い、角度をつけすぎず、眉全体の流れを柔らかく見せることがポイントになる。
自眉が濃い場合は、眉マスカラなどで色を調整し、ペンシルで足りない部分を描き足す。下がり眉を強調しすぎると困ったような表情になりやすいため、眉尻を極端に落とさず、目元や口元とのバランスを見ながら仕上げたい。
ステップ3:暖色系アイシャドウを上下のまぶたに入れる
2019年の渋谷メイクで印象的なのが、オレンジから赤系のアイシャドウを上下のまぶたに使う方法だ。オレンジベージュをアイホールに広げ、赤みのあるブラウンやローズ系の色を目の際に重ねると、暖色系のまとまりを作りやすい。
下まぶたにも薄く色を入れ、上まぶたとつながるようにぼかす。上下の色が分断されると目元だけが浮いて見えることがあるため、境目を自然になじませるのがコツだ。目元を強調したい場合は、ブラウン系のアイラインを目の際に引き、マスカラでまつげの存在感を加えるとよい。
ステップ4:ローズ系リップで仕上げる
最後は、やや暗めのローズ系の赤いリップを合わせる。2019年の渋谷で観察されたメイクでは、ややマットなダークローズ系の口紅が特徴だった。鮮やかなピンクやベージュを選ぶより、赤みと深みのある色を選ぶと、当時の雰囲気を再現しやすい。
目元にオレンジや赤を使っているため、リップまで鮮やかな赤にすると全体の主張が強くなることもある。初めて再現するなら、ローズブラウンや深みのあるローズレッドなど、肌色やアイシャドウとなじむ色から試してみたい。
【カラコンなし・つけまなし】普段使いできる2019年風メイクのコツ
2019年風のメイクは、カラコンやつけまつげがなければ成立しないスタイルではない。カネボウ化粧品の調査も、カラーコンタクトやつけまつげの使用を必須条件として報告しているわけではないため、これらを使わずに再現することも十分可能だ。
カラコンなしで仕上げる場合は、虹彩の色を変えるのではなく、アイシャドウのグラデーションとアイラインで目元の印象を整える。ブラウンのアイライナーをまつげの生え際に沿って引き、目尻を少しだけ延長すると、自然な範囲で目元を強調できる。黒いアイラインを太く引きすぎると、2019年の柔らかな暖色系メイクよりも、別の時代のギャルメイクに近づく場合がある。
つけまなしの場合は、ビューラーで自まつげを上げ、マスカラを根元から毛先へ丁寧に塗る。ボリュームを過度に増やすより、長さとセパレート感を意識すると、暖色系アイシャドウの色が引き立つ。まつげが短い場合は、マスカラ下地を使う方法もある。
また、チークを控えめにすることも2019年の渋谷メイクを再現するうえで意識したい点だ。調査では、頬の血色感があまり目立たない傾向が報告されていた。赤みのあるリップやアイシャドウを使うぶん、チークは薄く仕上げると全体がまとまりやすい。
再現コスメを選ぶときは、ブランド名や発売年だけで判断する必要はない。次のようなアイテムを揃えると、手持ちの化粧品でも2019年らしいメイクを組み立てられる。
- ベース:肌色になじむ明るめのファンデーション、化粧下地、フェイスパウダー
- 眉:ストレート眉を描きやすいアイブロウペンシル、眉マスカラ
- 目元:オレンジ、赤みブラウン、ローズ系のアイシャドウパレット
- アイライン・まつげ:ブラウン系アイライナー、マスカラ、必要に応じてビューラー
- リップ:ダークローズ、ローズブラウン、深みのある赤系の口紅
一度にすべてを買い替えるより、最初は暖色系アイシャドウとローズ系リップを取り入れ、次に眉の形を調整する方法が効率的だ。肌の明るさや眉の形が変わるだけでも印象は大きく変化する。カラコンやつけまつげを使わないことは、再現の妨げではなく、普段使いしやすい仕上がりに調整する選択肢のひとつとなる。
【ギャル文化の転換点】2019年のegg復刊が示した新しい時代
2019年のメイクを語るうえで、ギャル文化を発信するメディアの変化も見逃せない。1995年に創刊されたファッション誌『egg』は、渋谷のギャル文化を象徴する雑誌として知られた。2014年に休刊した後、2018年3月にウェブ版として活動を再開し、2019年5月1日に紙媒体の復刊号を発売している。
株式会社MRAの復刊発表によると、復刊号では最新のギャルファッションやメイクの紹介に加え、誌面とYouTubeを連動させた企画などが展開された。紙の雑誌だけで完結するのではなく、動画やSNSを通じてもギャル文化を届ける仕組みが整えられていた点が特徴的だ。
ファッション誌の復刊をめぐっては、2019年1月に公式Twitterで復活希望のリツイートを募る企画が行われ、1万リツイートの達成を条件に紙媒体での復活が宣言された。GQ JAPANの2019年11月の赤荻瞳編集長インタビューでは、この企画が約2時間で目標を達成した経緯や、当時の若い読者が雑誌に載ることや紙媒体を手にすることに魅力を感じていた様子が紹介されている。
この動きは、ギャル文化が単に過去の流行として残っていたのではなく、新しい発信手段を取り込みながら継続していたことを示している。1999年のギャル文化では、雑誌やテレビ、渋谷のファッションビルなどが流行を広げる重要な役割を果たした。一方、2019年にはウェブ、動画、SNS、紙媒体を組み合わせた発信が存在感を増していた。
メイクの変化も、この文化的な流れと切り離せない。1999年には当時のカリスマ的な歌手への憧れがメイクに反映され、2019年には韓国のドラマやアイドルへの関心が、目元の色使いや肌の仕上がりに影響していたとカネボウ化粧品は分析している。どちらの時代にも、憧れの存在に近づこうとする意識があった点は共通している。
つまり、ギャルメイクの歴代トレンドを理解するには、肌色やアイシャドウの色だけを見るのでは不十分だ。どのような人物や文化に憧れ、そのスタイルをどのメディアから学んでいたのかまで見ることで、1999年と2019年の違いがより明確になる。
【プロの結論】2019年風を再現する人が知っておきたい判断基準
2019年のギャルメイクを再現するときに最も大切なのは、「ギャルらしさ」を濃いアイラインや派手なつけまつげだけで判断しないことだ。カネボウ化粧品の調査が示したのは、肌、眉、目元、リップの組み合わせが20年間で変化してきたという事実である。
1999年風を目指すなら、日焼け肌、角度のある細い眉、ブルーやシルバーの目元、血色感を抑えたリップといった要素が手がかりになる。対して2019年風を目指すなら、明るい肌、下がり気味のストレート眉、オレンジや赤のアイシャドウ、ダークローズ系のリップを優先したい。
ただし、調査で示された傾向をそのまま顔に当てはめる必要はない。眉の骨格や肌色、まつげの長さによって似合うバランスは異なる。下がり眉を強く描くと顔全体が下向きに見える場合もあるため、眉尻の角度は少しずつ調整するとよい。暖色系アイシャドウが目元の腫れぼったさを強調する場合は、ブラウンを締め色として使い、オレンジや赤の面積を小さくする方法がある。
2019年の特徴を優先して再現したい人には、明るいベースメイクと暖色系アイシャドウ、ローズ系リップの組み合わせがおすすめだ。一方、黒ギャルらしい濃い肌色や強いコントラストを求める人は、1999年の渋谷で見られたメイクの特徴を参考にしたほうが、目指す雰囲気に近づきやすい。
また、当時のブランドや製品をすべて集める必要もない。再現度を左右するのは、必ずしも商品の発売年ではなく、肌の明るさ、眉の角度、目元の色、リップの深みという要素がどれだけ揃っているかだ。現在販売されている化粧品でも、色と質感を意識して選べば2019年風のメイクを作ることができる。
【ギャルメイク2019】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2019年のギャルメイクと黒ギャルメイクの違いは何ですか?
A1:2019年の渋谷で目立ったのは、明るい肌、下がり気味のストレート眉、オレンジや赤系のアイシャドウ、ダークローズ系のリップです。黒ギャル系のスタイルでは、日焼けしたような肌色や強い目元のコントラストが特徴として挙げられます。ただし、どちらも一つの固定されたメイクではなく、時代や個人によって幅があります。
Q2:2019年風のギャルメイクはカラコンなしでもできますか?
A2:できます。ブラウン系アイライナーでまつげの生え際を整え、上下のまぶたに暖色系アイシャドウをなじませれば、カラコンなしでも目元を印象的に仕上げられます。目の色を変えることより、アイシャドウと眉、リップの組み合わせを整えることがポイントです。
Q3:つけまつげなしで2019年らしい目元を作るには?
A3:ビューラーで自まつげを上げ、マスカラで長さやセパレート感を出す方法がおすすめです。アイラインは必要以上に太くせず、暖色系アイシャドウを上下のまぶたになじませると、当時の柔らかな印象に近づけやすくなります。
Q4:2019年のギャルメイクを再現するなら、最初に何を買えばよいですか?
A4:手持ちのベースメイクを活用しながら、オレンジや赤みブラウンのアイシャドウと、ダークローズ系のリップから揃える方法がおすすめです。次にストレート眉を描きやすいアイブロウペンシルを追加すると、2019年らしい特徴を取り入れやすくなります。
Q5:1999年と2019年のメイク比較は、どのような調査に基づいていますか?
A5:カネボウ化粧品美容研究所が実施した定点観測が主な資料です。2019年4月に公表されたレポートでは、1999年2月と2019年1〜2月の渋谷・丸の内を比較し、街頭で観察されたメイクの特徴を整理しています。これは当時の傾向を捉えた調査であり、すべての女性のメイクを代表する統計ではありません。
まとめ:2019年のギャルメイクは色とバランスで再現する
2019年のギャルメイクを1999年のスタイルと比較すると、日焼け肌や寒色系アイシャドウを中心にした強い印象から、明るい肌、下がり眉、暖色系アイシャドウ、ローズ系リップを組み合わせた柔らかな印象へと変化していたことがわかる。カネボウ化粧品美容研究所の定点観測は、その変化を具体的に示す資料のひとつだ。
また、2019年の『egg』復刊に象徴されるように、ギャル文化は過去のスタイルをそのまま繰り返すのではなく、動画やSNSなどの新しいメディア、海外カルチャーへの憧れを取り込みながら発信されていた。メイクの変遷は、化粧品の流行だけでなく、若者文化や情報の伝わり方の変化とも結びついている。
2026年に2019年風のメイクを楽しむなら、当時の商品を探すことよりも、明るいベース、下がり気味のストレート眉、上下の暖色系アイシャドウ、深みのあるローズ系リップという4つの要素を押さえることが近道だ。カラコンやつけまつげは必須ではない。1999年の黒ギャル系スタイルとの違いを理解したうえで、自分の顔立ちや好みに合わせて調整すれば、2019年らしいギャルメイクを今の化粧品でも再現できる。 (出典: ギャル メイク 2019(Yahoo!ニュース))