生理痛がない人は珍しい?割合・理由と妊娠しやすさ、受診目安を2026年版で徹底解説

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生理痛がない人は珍しい?割合・理由と妊娠しやすさ、受診目安を2026年版で徹底解説
生理痛がない人は珍しい?割合・理由と妊娠しやすさ、受診目安を2026年版で徹底解説
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🎵 生理痛がない人は珍しい?割合・理由と妊娠しやすさ、受診目安を2026年版で徹底解説

生理が来てもお腹がほとんど痛くならない。鎮痛薬を飲む必要もなく、普段どおりに過ごせる。そんな人は「生理痛がないのはおかしいの?」「ほかの人より痛みを感じにくい体質なの?」「生理痛がない人は妊娠しやすい?」と疑問に思うことがあるかもしれません。

実際には、月経痛の感じ方には大きな個人差があります。子宮の収縮に関わるプロスタグランジンの働きや排卵の有無、痛みへの感受性などが関係しており、生理痛がほとんどないこと自体は、必ずしも異常ではありません。一方、痛みがないだけで子宮や卵巣の健康状態、妊娠のしやすさまで判断することもできません。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 生理痛がない人は珍しい?:調査によって割合は異なるものの、生理痛をほとんど感じない人も一定数いる。
  • 痛みがない理由:プロスタグランジンによる子宮収縮や痛みへの感受性など、複数の要因が関係する。
  • 受診の判断基準:痛みの有無だけでなく、月経周期、出血量、出血期間、以前との変化を確認することが大切。

【実態を検証】生理痛がない人は珍しい?割合を調査データから解説

生理痛ない人
【画像】生理 痛 ない 人 関連ショット

生理痛がない人の割合を考えるうえで注意したいのは、調査によって対象者や質問の仕方が異なることです。「これまで一度も生理痛を感じたことがない人」と「普段は痛みがない人」「生理痛があっても軽い人」は、同じ集団ではありません。

参考になるのが、女性の健康情報サービス「ルナルナ」と一般社団法人シンクパールによる2018年2月の共同調査です。10代から50代以上の女性10,908人を対象とした調査では、生理痛を「感じたことがない」と答えた人は5.4%でした。

一方、労働政策研究・研修機構が2022年に紹介した連合東京の調査では、働く女性1,319人の回答を分析したところ、生理痛について「特にない」とした人は9.2%でした。「ある・あった」は57.0%、「時々ある・あった」は33.4%です。

ただし、前者は女性向けサービスの利用者を対象とした調査であり、後者も労働組合などを通じて回答者を募った調査です。いずれも日本の女性全体を無作為に抽出した全国代表統計ではありません。したがって、数字だけを使って「日本人女性の何%が生理痛のない人」と断定することはできません。

調査結果から読み取れるのは、生理痛をまったく経験しない人や、ほとんど痛みを感じない人も存在する一方、程度の差はあっても痛みを経験する人が多いということです。

調査・資料対象・時期主な結果読み取る際の注意点
ルナルナ・シンクパール共同調査2018年2月、女性10,908人生理痛を感じたことがない人は5.4%女性向けサービス利用者への調査
連合東京の調査2022年、働く女性1,319人生理痛が「特にない」人は9.2%就労者を対象としたウェブ調査
厚生労働省の月経に関する解説公開されている健康情報正常な月経周期の目安は25~38日、出血期間は3~7日月経痛がない人の割合を示す統計とは異なる

これらの数字には数年の時間差があり、2026年現在の全国的な割合を直接示すものではありません。それでも、生理痛がない人が必ず異常である、あるいはほとんど存在しないという考え方が正確ではないことはわかります。

【医学的な理由】生理痛がない人の特徴とは?痛みの個人差が生まれる仕組み

生理痛ない人
【写真】生理 痛 ない 人 近影・注目カット

生理痛がない人に、特定の性格や体型、生活習慣といった共通の特徴があるわけではありません。痛みの強さは、月経時に体内で起こる変化と、それを本人がどの程度痛みとして感じるかによって左右されます。

1.プロスタグランジンの産生量や働きが関係する

生理痛ない人
【資料】生理 痛 ない 人 報道・メディア記録

生理痛の主な原因の一つが、プロスタグランジンと呼ばれる生理活性物質です。月経時には、不要になった子宮内膜を経血とともに排出するため、子宮が収縮します。この収縮に関わるのがプロスタグランジンです。

プロスタグランジンの作用が強くなると、子宮が過剰に収縮し、血流の変化なども加わって下腹部痛や腰痛が生じやすくなります。吐き気、頭痛、下痢などの症状にも関係します。

一方、子宮の収縮が強い痛みにつながりにくい人では、生理中でも日常生活に支障が出ない場合があります。ただし、痛みの強さから体内のプロスタグランジン量を正確に推測することはできません。

2.子宮の収縮や痛みへの感受性には個人差がある

同じように月経が起きていても、子宮の収縮の強さや、痛みを感じる神経の反応には個人差があります。ホルモンの変動、年齢、過去の月経経験、その周期の体調なども症状に影響する可能性があります。

そのため、友人や家族と同じような月経周期であっても、片方は軽い違和感だけで済み、もう片方は下腹部痛で横にならなければならないことがあります。痛みの差は、我慢強さや気持ちの持ち方だけで説明できるものではありません。

3.痛みが軽いことを特別な体質や優れた健康状態と結びつけない

「生理痛がない人は健康」「生理痛がある人は体が弱い」といった単純な比較には医学的な根拠がありません。痛みが軽いことは日常生活を送るうえで負担が少ないという利点がありますが、それだけで子宮や卵巣が健康だと証明されるわけではありません。

反対に、生理痛が強い人も、必ず子宮の病気があるとは限りません。痛みの程度だけで健康状態を決めつけず、症状の変化や月経周期などもあわせて確認することが大切です。

【排卵と生理痛の関係】痛みがない人は排卵していない?

生理痛と排卵には関係がありますが、痛みの有無だけで排卵しているかどうかを判断することはできません。

一般的な月経では、卵巣から排卵が起こり、妊娠が成立しなかった場合に、厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちて月経として排出されます。厚生労働省の「働く女性の心とからだの応援サイト」でも、正常な月経周期の目安を25~38日、出血期間を3~7日としています。

排卵がある周期では月経痛が起こりやすい

日本産婦人科医会の月経困難症に関する解説では、機能性月経困難症の痛みは、排卵のない周期では現れにくく、排卵周期が確立されるのに伴って出現することが説明されています。

これは、排卵に伴うホルモン変化や月経時の子宮内膜の反応が、月経痛の発生に関わるためです。ただし、排卵がある人すべてに強い痛みが起こるわけではありません。排卵があっても、生理痛をほとんど感じない人はいます。

生理が来ていることと、排卵していることは同じではない

月経のような出血があっても、排卵が起きていない周期が存在します。逆に、痛みがないからといって排卵がないともいえません。

妊娠を希望していて排卵の有無が気になる場合は、月経日を記録することに加え、必要に応じて基礎体温の記録や婦人科での検査を検討できます。月経痛の有無を排卵検査の代わりに使うことはできません。

【病気との関係】生理痛がないのはおかしい?子宮内膜症や子宮筋腫の可能性

生理痛がないこと自体は、一般に異常を意味しません。しかし、痛みがないという理由だけで、子宮や卵巣の病気がないと判断することもできません。

日本産婦人科医会や日本産科婦人科学会の医学情報では、月経痛の背景に特定の病気がある場合と、明らかな器質的疾患がない場合とを区別しています。月経痛が強い場合には、症状の経過やほかの不調も含めて評価することが必要です。

月経困難症には2つのタイプがある

機能性月経困難症は、子宮内膜症などの明らかな病気が確認されない場合にみられる月経痛です。プロスタグランジンなどによる子宮の過剰な収縮が主な原因となります。

一方、器質性月経困難症は、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症など、原因となる病気がある場合に起こります。月経中だけでなく、月経期間以外にも痛みが続くケースがあります。

子宮内膜症は月経痛以外の症状にも注意

子宮内膜症は、子宮内膜に似た組織が子宮の内側以外の場所にでき、炎症や癒着などを引き起こす病気です。代表的な症状は月経痛、下腹部痛、腰痛ですが、排便痛や性交痛、月経期間以外の骨盤痛が現れることもあります。

日本産婦人科医会の解説によると、子宮内膜症の患者では月経時の痛みが多くみられる一方、病変の部位によっては無症状で経過し、別の機会に発見される場合もあります。したがって、痛みがないことだけを理由に、すべての子宮内膜症を否定することはできません。

子宮筋腫があっても症状が目立たないことがある

子宮筋腫は子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。できる場所や大きさによって症状は異なり、過多月経や貧血、月経痛、下腹部の圧迫感などが現れる人もいれば、自覚症状が乏しい人もいます。

生理痛がない人が必ず子宮の異常を抱えているわけではありませんが、出血量の増加や月経周期の変化、貧血を疑う症状などがある場合には、痛みの有無にかかわらず婦人科への相談を考えましょう。

【妊娠しやすさを検証】生理痛がない人は妊娠しやすい?

「生理痛がない人は妊娠しやすい」という説には、痛みの有無だけで妊娠率を判断できるという医学的な根拠はありません。

妊娠の成立には、排卵、卵管での受精、受精卵の移動、子宮内膜への着床など、複数の条件が関係します。女性の年齢や卵巣機能、卵管の状態、子宮の状態、男性側の精子の状態なども妊娠のしやすさに影響します。

生理痛がないことは、妊娠しやすさの証明にならない

生理痛が軽くても、排卵が起きているかどうかや、卵管が正常に機能しているかどうかまではわかりません。月経が規則的に来ていても、排卵やほかの生殖機能について問題がないと断定することはできません。

同様に、生理痛があるから妊娠しにくいと決まるわけでもありません。強い月経痛の背景に子宮内膜症などがあり、その病気が妊娠に影響する場合はありますが、痛みの強さと妊娠のしやすさは単純に比例するものではありません。

妊娠を希望している場合は、痛みよりも必要な検査を重視する

妊娠を希望しているのに一定期間妊娠しない場合や、月経不順が続く場合には、婦人科や不妊治療を扱う医療機関で相談できます。日本産婦人科医会の不妊症に関する解説では、一般に避妊せずに1年間妊娠しない場合に検査を検討し、35歳以上では6か月程度で早めに評価することが推奨されています。年齢や既往歴、症状によっては、さらに早い相談が適切です。

妊娠のしやすさを知りたいときに確認すべきなのは、生理痛があるかどうかではなく、月経周期、排卵の状態、年齢、既往歴などを含めた総合的な健康状態です。

【婦人科の受診目安】生理痛がない人も確認したい月経の変化

生理痛がほとんどない人は、痛みを理由に受診する機会が少ないかもしれません。その場合は、月経周期や出血期間、経血量、以前との変化を記録しておくと、体調の変化に気づきやすくなります。

次のような変化があれば婦人科に相談する

  • 月経周期が大きく乱れる:周期が24日以内、または39日以上になる状態が続く。
  • 月経が3か月以上来ない:妊娠の可能性も含め、無月経の原因を確認する必要がある。
  • 出血期間が長い:月経が8日以上続く、あるいは月経以外の時期にも出血する。
  • 経血量が明らかに増えた:以前より出血が多い、血の塊が頻繁に出る、貧血を疑う症状がある。
  • 痛みが新たに出てきた:これまで痛みがなかったのに強い腹痛が現れたり、月経のたびに症状が悪化したりする。
  • 月経以外にも不調がある:排便痛、性交痛、慢性的な下腹部痛などが続く。

これらは受診を検討する目安であり、該当するからといって必ず病気があるわけではありません。厚生労働省の「働く女性の心とからだの応援サイト」や日本産婦人科医会の月経に関する情報でも、月経周期や出血期間、月経に伴う不調を把握することの大切さが示されています。

強い痛みが突然現れた場合は早急な対応を

突然の激しい下腹部痛、失神しそうな症状、発熱を伴う強い腹痛などがある場合は、通常の婦人科予約を待たずに、救急相談や医療機関への迅速な受診を検討してください。妊娠の可能性があり、腹痛や出血がある場合も早急な評価が必要です。

生理痛がないだけなら、過度に心配する必要はない

月経周期や出血期間が安定していて、経血量にも大きな変化がなく、日常生活に支障をきたす症状もなければ、生理痛がないことだけを理由に病気を疑う必要はありません。

ただし、子宮頸がん検診など、年齢やリスクに応じた検診・健康管理は別に考える必要があります。痛みがないことは、あらゆる婦人科疾患を否定する検査結果ではありません。

【生理痛ない人】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:生理痛がないのはおかしいことですか?
A1:いいえ。月経痛の程度には個人差があり、痛みがほとんどないこと自体は異常とは限りません。月経周期や出血量、出血期間が安定していて、ほかに気になる症状がなければ、痛みがないことだけで心配する必要はありません。

Q2:生理痛がない人は、排卵していないのでしょうか?
A2:そうとは限りません。排卵のある周期でも生理痛をほとんど感じない人はいます。また、月経のような出血があっても排卵していない周期もあるため、痛みの有無だけでは排卵を判断できません。

Q3:生理痛がない人は妊娠しやすいのでしょうか?
A3:生理痛がないことだけで妊娠しやすいとは判断できません。妊娠には排卵や卵管、子宮、精子の状態、年齢など複数の要因が関係します。妊娠を希望している場合は、必要に応じて婦人科で相談しましょう。

まとめ:【プロの結論】生理痛の有無よりも周期と体調の変化を確認する

生理痛がない人は珍しいのかという疑問に対しては、調査によって割合は異なるものの、月経痛をまったく感じない人や、ほとんど感じない人は一定数いると答えられます。痛みがないこと自体は異常ではなく、プロスタグランジンの働きや子宮の収縮、痛みへの感受性など、さまざまな要因が月経痛の個人差に関係しています。

一方、生理痛がないから健康だとも、妊娠しやすいとも断定できません。子宮内膜症や子宮筋腫などは、症状の現れ方に個人差があり、痛みだけでは判断できない場合があります。

日頃から確認したいのは、月経周期が25~38日程度で安定しているか、出血が3~7日程度で終わるか、経血量や体調に大きな変化がないかという点です。月経が3か月以上来ない、出血が長引く、痛みが新たに現れるなどの変化があれば、婦人科に相談してください。

大切なのは、痛みがあることを当たり前と考えて我慢することでも、痛みがないことを不安視することでもありません。自分の月経の状態を把握し、いつもと違う変化があったときに適切に対応することが、将来の健康を守るための基本です。 (出典: 生理 痛 ない 人(Yahoo!ニュース))